全国的に広く雨となった2025年5月17日、東京・有明で行われていたフードフェス「Tokyo Tokyo Delicious Museum」では、暴風雨の中でもグルメを楽しむ人の姿がありました。

来場者:
すごい…思ったより風強くて、雨やばいなって。ちょっとやむのかなと思って、ちょっと遅らせて来たんですけど、全然まだ土砂降りでした。(頼んだのは)トリュフのすき焼き丼です。

一方、毎年、5月の第3週 金・土・日の3日間にわたって開催される、浅草神社の例大祭「三社祭」では、雨の中レインコートを着てみこしを担ぐ人々が。

例年3日間で180万人が訪れる「三社祭」ですが、店頭でおにぎりを販売していた、浜田ブリトニーさんに話を聞くと、雨で客足が落ち、売り上げも例年に比べて大幅ダウンだといいます。

浅草で飲食店を経営する 浜田ブリトニー:
いつもだったら、お客さんワーッと来るんですけど。もう、雨で全然、人が歩いてなくてどうしよう…。きょう一年で一番暇です(笑)

しかし、一転。翌日の18日は晴天となり、みこしを担ぐ人々をサーモカメラで見ると、高温を示す白や黄色が画面一杯に広がりました。

天達武史気象防災キャスター:
18日日曜日ですが、前日の土曜日に南風がガンガン入ってきましたので、これによりすでに暖気が大量に入ってきていたんです。ここに日差しが戻ってきたので、夏のような朝になりました。
そんな“ジグサグ天気”で体調を崩す人も…。
東京・北区にある「いとう王子神谷内科外科クリニック」には、「寒暖差アレルギー」とみられる、鼻水やくしゃみといった症状を訴える患者が訪れていました。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
寒暖差アレルギーと考えてもよいのかなと。非常に暑い、日による寒暖差があるので。寒暖差が大きいことによって自律神経にも非常に負担がかかるので。
食事は野菜をしっかりとって、歩いたり体を動かす機会を増やして、塩分や調味料、脂っこいものは避けて、甘いものを取り過ぎないようにしてください。
真夏日を記録する場所も…今後の天気は?
今後の天気はどうなっていくのでしょうか。天達気象防災キャスターによると、19日以降、1週間ほどぐずついた天気が続く見通しだといいます。

天達武史気象防災キャスター:
梅雨前線が鹿児島の南に停滞しており、奄美地方はきょう(19日)にも梅雨入りしそうです。

寒暖差が非常に大きくなっており、西側は大陸から暖かい空気が東海地方まで入ってきますが、箱根や北アルプスなどの高い山に阻まれて、関東は逆に北側の冷たい高気圧から時計回りに吹き出してくるので、海から北東の風が入って雲も多く、これからひんやりしてくるということになりそうです。

那覇は19日の午前中は曇りですが、午後から急変します。もしかすると、奄美と一緒に沖縄も梅雨入りするかも知れません。ほぼ梅雨です。

今後の雨雲の動きですが、水曜日(21日)にもう一度雨のタイミング、梅雨前線が北上してきます。水曜日の朝から九州は雨です。午後になってくると関東・東海にかかってくる、ただ停滞はせずに一度木曜・金曜に天気が回復して、もういちど(前線が)ぐっと上がってくるのが24日(土)、25日には関東・東海地方に広がると。なので、21、22日と24、25日で雨が降ると。

まだずっと雨が続く季節ではないので、今のうちに排水溝のお掃除とか、カビが生えやすいところを一度大掃除をしておくと、梅雨入り前にいいと思います。

天達武史気象防災キャスター:
西日本はあした(20日)まではよく晴れます。20日の最高気温は福岡で30℃を予想しており、平地でも真夏日になって、急な暑さによる熱中症が危険な状態になりそうです。
晴れ間が出ると、真夏の暑さだと思ってください。

東京も20日の最高気温は29℃、もしかしたら練馬や内陸の方は30℃を超えてきそうです。20、21日と真夏日になりそうな気温が続きますが、木曜日(22日)今度は雨が降ってもあまり気温が変わらず、蒸し暑い空気が入ってきますので、ちょっと食材の管理なんかもお気を付けください。
(『サン!シャイン』 2025年5月19日放送より)