5月25日(日)の『ボクらの時代』は、俳優の本宮泰風さん、山口祥行さん、寺島進さんが登場します。

本宮さんと山口さんがW主演を務める任侠シリーズ『日本統一』で共演し、プライベートでも仲が良いという3人。

『日本統一』は、極道の世界で頂点を目指す2人の奮闘を描き、劇場公開されないVシネマ作品でありながら、女性や若年層にも異例のヒットを記録し、累計90作を超える人気シリーズとなっています。

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本宮泰風「濡れ場が下手だ」と言われてきた

3人は、Vシネマ作品の変化について語ります。

左から)本宮泰風、山口祥行、寺島進

寺島:Vシネっていうと、見る人が野郎ばっかりだったりする時期もあったじゃない。

山口:はい。

寺島:あと、エッチなところがあったりする、ね。

本宮:俺も山口も、よく先輩に「濡れ場が下手だ」って言われてきた人間なので。

山口:(笑)。

本宮泰風

本宮:で、昔って、とってつけたように、そういうシーンを入れなきゃいけない時代があったじゃないですか。

寺島:あるね。

本宮:あれ、俺もヤマ(山口さん)もやりながら「こんなの、いらねーだろ」って思いながらやっていたところもあって。

寺島:うん。

本宮:それを今、反映させているだけなんですよね。それが結果的に、女性からも観やすくなった(と言ってもらえる)部分。

寺島:うん、うん。

山口:あと、泰風が制作総指揮みたいな、プロデュースに入って、脚本もやるようになったときに、ちょっと社会風刺を入れてるんですよね。

山口祥行

寺島:ああ。

本宮:本当に、宗教とか、芸能界の闇みたいなところにもいっちゃってるので。

山口:そういうところを、視聴者さんとかが共感してくれてる。

寺島:それはあるよね。「こういう話題を、こうやってほしかった」っていうの。

本宮:ただ、これってすごく危険なことで。「よくやってくれた」という意見もあれば、その逆の意見もあるんですよ。やっぱり、政治とか…俺たちヤクザの2人が、政治家、大臣クラスに「国民のために働け」って言っちゃう作品なんですよ。

山口&寺島:あはははは。

本宮:それをね、やっぱり「そんなふざけた話あるか」っていう人も。

寺島:それはいるわ(笑)。でも昔、舞台でね、(松田)優作さんが言ったのは「気持ち悪いことするなよ」って。「自分の中で気持ち悪いなって思った瞬間に、観てる側が気持ち悪くなるから。気持ちよくやれよ」って。その、芝居でもなんでも、やっぱり楽しめればいいかな。

寺島進

6月6日(金)には、山口さん主演のスピンオフ作品、映画『田村悠人』が公開予定。山口さん演じる田村が、本宮さん演じる相棒の氷室を助けるため、決死の闘いを繰り広げるアクションムービーです。

撮影序盤では、山口さんが足に大ケガをするというアクシデントが。山口さんは、「泰風が出番のないときも朝来て、テーピングしてくれた」と明かします。すると、本宮さんは、長年ともに歩んできた山口さんへの思いを口にします。

本宮:ヤマの足にテーピング巻きながら、もう、50過ぎた俺たちでも、若いころから芝居に対してのエネルギーみたいなものが変わってなくて。なんか、懐かしいなって思いながら。

山口:(うれしそうに微笑む)。

寺島:本当に2人の関係性っていうのはさ、命かけてる感じがするんだよな。

本宮さんと山口さんのエピソードに感心した寺島さんは、コロナ禍で目撃したあるエピソードを語り出します。

ほかにも、それぞれの出会い、俳優の道に進んだきっかけ、先輩俳優にかけられた言葉、日本の任侠作品の可能性などについて語り合います。

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