そこで和平が出したのが、事前に買っておいた、可愛いクマがデザインされた防犯ベル。ボタンを押すと、離れた場所に設置した警報機が鳴り、危険を知らせてくれるもの。
このボタンを千明の家に、警報機を長倉家に設置すれば、不安が減るのではという和平の提案に、全員が大賛成。さっそく、千明のベッドサイドにボタンを設置することになった。
“業界の先輩”みか(香坂みゆき)に仕事を褒められ喜ぶ千明(小泉今日子)
出勤した千明は、テレビ局のロビーで、業界の先輩・渡辺みか(香坂みゆき)にばったり再会。みかは定年の1年前に退職し、自分で制作会社を立ち上げていた。
「仕事、いつも見てるよ。あなたの仕事大好き!」と自分の仕事を評価してくれる先輩から、その制作会社に誘われ、千明はうれしそうに顔をほころばせる。

スタッフルームに戻り、仲間たちと急いでオーディションに向かおうとした千明。それを呼び止めた長倉万理子(内田有紀)は、ネタ不足を解消するためにも、斬新な意見を出してくれる新しいメンバーが必要ではないかと提案する。
「それって私のことですか〜!」とそこに、かつて千明と働いていた脚本家・栗山ハルカ(益若つばさ)が現れるが、彼女はオーディションに参加する息子の保護者として来ただけであり、脚本家として来たわけではなかった。

問題解決とはならなかったが、吹っ切れたように清々しい表情で、変化しようとする万理子の姿勢を千明は喜ぶ。