みなさんは「8時10分前」と言われたら、何時何分だと思いますか?
当然、7時50分だと思いますよね?
ところが、今の若者世代は8時~8時9分の間だと思うというのです!
この衝撃的な世代間ギャップ、なぜ生じているのか調べると、昭和世代には「8時の10分前」としか思えない「8時10分前」を、若者世代は「8時10分の前」と認識していることが判明。
そして、その理由として、小さい頃からスマホを持ち歩いていることが関係しているようなのです…!
若者世代にとって「8時10分前」は7時50分ではない?驚きの世代間ギャップ

待ち合わせで「8時10分前」のように言うこと、結構ありますよね?
「8時10分前に集合」と言われたら何時だと思うか、街で50代の女性2人組に聞いてみると…

女性2人:7時50分
当然、7時50分。ですよね…?
しかし、50代と22歳の母娘に聞くと…

母(50代):7時50分
娘(22歳):8時

母は娘の「8時」に「えー?」と驚きを隠せない様子。
さらに、17歳と18歳の女性に聞くと…

18歳女性:8時7分
17歳女性:8時8分

都内で100人に聞いたところ、40代・50代は「7時50分」と答えた人が84%だったのに対し、10代~25歳は「7時50分」と答えた人がわずか36%。64%は「8時~8時9分」と回答したのです。
なぜ10代~25歳は「8時10分前」を「8時~8時9分」だと思うのでしょうか?

18歳女性:「8時10分の前」かと思いました。

前出の母(50代):8時の10分前

娘(22歳):8時10分の前
母(50代):あぁ!

昭和世代は「8時の10分前」と考えるのに対し、若者世代は「8時10分の前」と認識しているのです。

なぜこのような違いが生まれたのか?
若者の行動を研究している芝浦工大デザイン工学部の原田曜平教授に聞きました。
原田教授:
スマホを小さい頃から持ち歩くことによって正確な時間に待ち合わせできるようになっている。
例えばGoogleマップで正確な到着時間も見えたりするので「8時3分に集合」とか1分単位で言えるので「10分前」とかの単位でそもそも言う必要がなく、そういう表現に慣れていない。

では、このギャップはどうすれば埋められるのでしょうか。若者世代に聞くと…

20代女性:「7時50分に待ち合わせ」って言うんで、“察して感”は出さない。

15歳女性:時間をぴったり言ってほしい。「7時50分までに」みたいに。

待ち合わせの時は、より正確に時間を言う方が、若者世代には伝わりやすいようです。