「日の出鉛筆」人事部は、第一営業部の中途採用として今月中に5名採用するよう命じられる。
第一営業部は創業時からある花形部署だが、その採用条件は黒髪短髪の体育会出身者・肥満NGなど、表には出せない厳しい内容だった。
ところが“選ばれし者しか入れない部署”と聞いた人見廉(松田元太)は、「働いてみたい」と志願。
社内には他部署の業務を体験できる研修制度があり、平田美和(鈴木保奈美)は、人見が加われば第一営業部の空気が変わるかもしれないと期待を寄せ、第一営業部へと送り出す。
第一営業部では、同じような髪型とスーツを身につけた部員たちが朝のラジオ体操を行っていた。
誰よりも規律を重んじる部長の岩谷典孝(中野剛)のゲキで一斉に営業に飛び出す部員の姿に、人見はワクワクする。
人見は、清川雅人(ドリアン・ロロブリジーダ)に同行し得意先を訪問。出されたお茶菓子をあっという間にすべて食べてしまい、さっそく清川から怒られてしまう。
その後、人見と清川が帰社すると、取引先から第一営業部に送られてきたとある動画に部署内は騒然。それは、清川がドラァグクイーン姿でパフォーマンスしている映像だった。
清川は、素性がばれた以上第一営業部にはいられないと、異動を申し出る。中途採用どころか1名減ってしまうと頭を抱える平田。
すると堀愛美(松本まりか)は、いつになく決意に満ちた表情で、多様性の尊重を学ぶ研修を岩谷たちに受けさせると言いだす。