<清野菜名 コメント>

自分が当時(2005年)、「愛・地球博」にも遊びに行っていたので、あの場所がジブリの世界でいっぱいになっているのを見て、とても興奮しました。自分が実際に作品で見ていたものが目の前に現れるというのが、もうすごく衝撃的というか、こんなにそのままが、現実で見られるんだという、幸せを感じました。
実際に展示物を手で触ってもいいという、体験できる展示が多いというのも、自分が作品の中の一部としていられるという感覚になりました。
ジブリ作品には、ずっと色あせない魅力があると思います。年齢を重ねていくと見る視点が変わったり、感じ方、受け取り方が変わったりするのが、ジブリの魅力のひとつだと思います。
幼いころからジブリの作品を見てきて、好きなシーンを切り取って、全部セリフを覚えて、それになりきる“ごっこ”みたいなことを結構やっていたので、この仕事(俳優)をやりたいという気持ちを刺激してくれていたのかなと、大人になってあらためて思います。
一番好きなジブリ作品は、『もののけ姫』です。サンというキャラクターのたたずまいというか、勇敢で、自然の中に溶け込んでいる、あの姿に憧れます。あんな強い女性になりたいと思いました。