寺島しのぶさんが、子どもへの声かけの難しさについて語りました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

今回は、寺島しのぶさんと安藤和津さんがスタジオに登場!「脱ガミガミ!新年度に意識したい子どもの声かけ」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんと話し合いました。

寺島しのぶが息子への声かけの難しさを告白

寺島さんの息子で歌舞伎役者の尾上眞秀さんは、新年度から中学1年生。年齢が上がるにつれ、「言うことを聞かなくなるし、言うことも一丁前になってきた。自分の脳を回転させないと無理」と声かけの難しさを感じているといいます。

小5と小2の孫の育児に奔走しているという安藤さんも、「すごく気をつけているけれど、強い声かけをしないと子どもに関われないこともある」と語り、千秋さんも「子育て本を読んで(その通りに)1〜2回は優しい声かけを試してみるけれど、こっちがもたない」と苦笑しました。

ベネッセ教育総合研究所の主任研究員の庄子寛之さんによると、子どもへの声かけでNGなのは「他者と比べる声かけ」。それを避けるためには、1年前の写真を振り返り、子どもの成長した部分をほめると良いのだそうです。

寺島さんが「日々変わっていく息子についていかないと。置いてけぼりになってしまう。息子にも『過去を振り返るな』と言われそう」と本音をもらすと、安藤さんは「お芝居を見ていると『眞秀くん上手になったな』と思うし、私たちファンがお手紙でほめたりしたら励みになるかも」と笑顔を。

寺島さんは「芸の世界で自分がほめられた記憶がないので、本当にほめたら伸びるのかなと思ってしまう」と告白すると、竹山さんは「ほめてばかりだと心配な面もあるけれど、自分も昔たまにほめてもらった記憶は覚えている」と経験を交えて語りました。

子どもをほめるときには、「過程」を聞き出すのがベター!

庄子さんは子どもの成果をほめる時に、「どんな工夫をしたの?」という声かけが効果的だとアドバイス。努力の「過程」を聞いてあげることで、子どもは自分が理解されたと感じて、次も頑張ろうと思えるのだそうです。

寺島さんは、「ずっと(成長の過程を)見守るのはすごく大変なことだけど、努力している場面を見ずに成果にダメ出ししても響かないのは当然。ちゃんと見ているよ、ということを伝える意識が大切なのかも」と、納得した様子でした。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年4月4日放送より