<あらすじ>

第1話

小日向柊(尾碕真花)は、「ベルサイユ」のママ・上杉まりえ(宮崎美子)と面接し、その日から働くことに。

要介護認定を受けているお年寄りが、楽しく過ごせる不思議なこのお店は、まりえが処方した謎の点滴を受けると元気になり、楽しい一夜を過ごすことができる介護スナックだった。

ある日、元教師で末期の膵臓がんを患っている柳田浩一(小野武彦)が特別なワインを希望して来店してくる。このワイン一杯を飲み干したとき、人生の終わりにどうしても会いたかった人に会うことができるという幻想の世界に導かれ…。 

第2話

一日で店を辞めるつもりだった柊(尾碕)だったが、金もなく腹を空かせ、気づけば「ベルサイユ」に戻っていた。

そして、店でリハビリをしていた客を、柊なりの激励で奮い立たせ、心を明るくしていく。

ある日、元社交ダンスの先生で、余命2か月の宣告を受けていた金沢麗子(夏樹陽子)が来店する。そしてその後、もう1人の「ベルサイユ」の常連客との奇跡の出会いによって、柊の生い立ちが明かされ…。