“奇跡の9連休”とも言われた2024年・2025年の年末年始も過ぎ、この時期気になるのが「正月太り」ですよね。
飲み過ぎ・食べ過ぎなどで体重が増え、「このままではいけない」と思っている人が増加中!
30代女性:
やっぱりお餅とかおいしくて1袋15個ぐらい食べちゃいました(笑)。
今ダンスして何とか痩せようと、いつもより大きい動きをしたりとかして頑張ってるんですけど難しいですね。
50代男性:
寝正月に近かったので、食べることがメインでしたね。
やっぱり2~3kgは増えたんじゃないかな。ズボンをはいた時にそんな感じがします。
体重が増加した直後の今だからこそ、効果がある「正月太り解消のコツ」とは?
自身も食事や生活習慣の改善などで92㎏から67㎏の減量に成功している、肥満治療のスペシャリスト、工藤内科・工藤孝文院長に詳しく教えてもらいます!
正月太り解消は「きょう」から!
正月太りに関するアンケートでは、全体の52.2%が「正月太りの経験がある」と回答しています。男女別に見ると、経験ありが男性は42.4%、女性は61.9%。
正月太りの原因となった食べ物について聞くと…
1位 餅 (男性37.9% 女性52.1%)
2位 おせち (男性16.8% 女性19.3%)
3位 酒 (男性20% 女性10%)
男女とも1位は「餅」。白米と比べてカロリーは1.5倍です。
酒主義久アナウンサー:
先生、正月太り解消はいつから始めたらいいですか?
工藤内科 工藤孝文院長:
もう、きょうからしてください!あすになると忘れますので。
正月太り解消のコツ① きょうからできる“だし汁飲み”
年末年始はおせちや餅、保存食の正月料理など塩味が強いものが多く、味の濃い料理に舌が慣れた状態になっています。
そうなると食事量は増加し…、まずはこの流れを断ち切ることが重要とのこと。
工藤内科 工藤孝文院長:
「だし汁」を朝コップ1杯程度を最低でも3日間飲み続けてください。
だし汁には通常の味覚に戻す効果があり、かつお節などでだしをとるだけでもOKです。
ポイントは「塩など調味料を入れない」こと。市販のだしでも極力調味料が入っていないものを選んでください。この飲み方は高血圧の方にもとても効果的です。
さらに、うま味を感じることで、“幸せホルモン”「セロトニン」が分泌されます。これはストレス過食を抑える効果があります。
酒主義久アナウンサー:
セロトニンとダイエットの関係は?
工藤内科 工藤孝文院長:
セロトニンというのは幸せホルモンなんですけど、一番簡単に幸せを得る方法って食べることなんですね。なので、どうしても皆さんすぐ食べちゃうんですよ。
幸せホルモンを増やすことで食べる量が減るということが期待できます。
朝起きて、だし汁を1杯飲んでもらうだけでいいです。だしっていうのは人間が幸せになる味なんですよ。かつお節のだしが一番オススメですね。
幸せホルモンチェック
皆さんは幸せ足りていますか?
セロトニン不足のチェックリスト、1つでも当てはまると注意です!
①朝起きたとき頭がすっきり目覚めない
②寝付きが悪い
③キレやすい
④落ち込みやすい
⑤昼夜逆転の生活だ
⑥日光を浴びることがあまりない
では、セロトニンはどうやって増やせばいのでしょうか?
工藤内科 工藤孝文院長:
まずは「日光を浴びる」ことです。
特に冬は日照時間が短く不足しがち。疲れない程度に数分でいいので。
MC 谷原章介:
朝、昼、夕方、いつでもいいんですか?
工藤内科 工藤孝文院長:
朝、浴びた方がいいです。朝、日光を浴びるとセロトニンが増えるんですね。そのセロトニンが15時間後にメラトニンという睡眠ホルモンに変わるんですよ。
つまり朝7時にセロトニンが増えると夜の11時くらいに睡眠ホルモンが増えてくるので快眠にもつながってくるんです。
また、たんぱく質を取ることも大事です。牛乳を飲んだり、鶏むね肉、大豆製品をとるとセロトニンの材料になりますので。
イメージで言うと、「マンガのように朝日に向かって牛乳を飲む」といいと思います。
正月太り解消のコツ② “7秒座りダイエット”
息を止めずに行う有酸素運動で、7秒かけてゆっくり椅子に座るというもの。毎日10回でOK。太ももやおなかの大きな筋肉が動き、体幹も鍛えられます。
酒主義久アナウンサー:
座り方のポイントは?
工藤内科 工藤孝文院長:
手をまっすぐにしてもらうことと、膝を直角にしてもらうことです。手をまっすぐ出さないと姿勢が悪くなってしまいます。
工藤内科 工藤孝文院長:
他にも、運動で消費できるカロリーはごくわずかなので、生活の中で効率的に体を動かし減量することが重要です。
老廃物は下半身にたまりがちなので、通勤通学は階段で!
正月太り解消のコツ③ 食べる時間は“空腹まで待て!”
食事は1日3食が基本ですが、毎日同じ時間に食べる必要はないということです。
空腹感が出るまで食べないことで、適切な食事量で満足でき「過食予防」になります。
工藤内科 工藤孝文院長:
基本的には軽く空腹感が出た時点で食べるのがダイエットに一番理想的と言われていますね。なので、重ね食いをしちゃいけません。おなかがすいてないのに次の食事をとるとかしていくとどんどん太っていくので、必ず、ちょっとおなかがすいたかなと思ってから次の食事にいってください。
(『めざまし8』2025年1月7日放送より)
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