<清野菜名 インタビュー>

©山﨑祥和/GALAC

――ナレーションはほぼ初挑戦とのことですが、初めての『ザ・ノンフィクション』はいかがでしたか?

もう、ただただ難しかったです。声だけで伝えるということで、語り手としてどの言葉にニュアンスをつけて、どこまでの感情を足していけばいいんだろうっていう、そのバランスが…手探りでやりましたが、すごく難しかったです。

――スムーズに読んでいた印象がありましたが、練習にも時間をかけたのでしょうか?

練習もして来ましたが、私は愛知県出身で、かなりイントネーションが強い地域で育ったので、なかなか思い通りにはいかず、難しかったです。

――今回、番組からオファーを受けた際はいかがでしたか?

すごくうれしかったです。もともとナレーションには興味があって、やってみたいと思っていましたので、今回、(前編・後編の)こんな分量を経験することができたのは、とても貴重な時間でした。

番組で扱う題材には、壮絶なもの、悲しいお話もあるので、登場人物についてきちんと理解した上でやらないととても失礼だと思いました。

映像を何度も見て、映子ママがどういう方なのか、そして周囲の人たちはママをどういうふうに見ているのか、感じようと思いました。

――主人公の映子ママにはどんな印象を持ちましたか?

やられていることが多すぎますよね。(多忙ぶりを見てもママが)何人かいるんじゃないか、体が一つでは足りないんじゃないか、と思うくらいでした。

なんといっても、あれだけのことをこなすのは本当にすごいし、本当に懐が深いし、周囲の方々もとても助けられているのがよくわかりました。

それと、夜の街のお仕事についても、希望してやっている方だけではなく、お金を稼ぐためや、今回紹介されているように“居場所”を見つけたくてやっている方もいて、いろいろな思いがあるんだ、ということがわかり、印象が変わりました。

――清野さんにとって“居場所”、または心のよりどころだと感じるのはどんなところでしょうか?

しばらくお仕事をセーブして、自分の時間をしっかり楽しんだり、味わったりできたのは、20代後半でした。初めてでしたが、仕事から離れてみると、「(仕事をしていた)この場所も、自分の居場所だったんだ」とすごく感じました。

「ちょっと自分の時間が欲しいな」と思ったり、何が好きで、何を楽しいと思うのかがわからなくなったりした時期もありましたけど、そこから離れてみたら、「また戻りたいな」「やりたいな」という気持ちがすごく芽生えたので、私の活力を引き出してくれる場所だったんだな、と思いました。

<清野菜名 “語り”の一部を先行公開>

<予告動画>

YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!3月10日(日)14時~「居場所をくれた この街で~夢と仲間とママチャリと~ 前編」予告