安楽死を望む人々…“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかける

「安楽死」をテーマとした『最期を選ぶ ~安楽死のない国で私たちは~』は、これまで『第32回FNSドキュメンタリー大賞』で優秀賞を、フランス・パリで開催された日本ドキュメンタリー映像祭『Un petit air du Japon2024』で最優秀賞にあたるエクランドール賞を受賞。

スイスでの安楽死を望む人々がその瞬間を迎えるまでにカメラを向けて“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかけ、『ニューヨーク・フェスティバル』では「ドキュメンタリー・Human Rights(人権)部門」銅賞の受賞となりました。

<安楽死を望みスイスへ向かう人々『最期を選ぶ 〜安楽死のない国で私たちは〜』>

 

好きな音楽を聴き家族に見守られながら最期を迎えるフランソワーズさん(88)『最期を選ぶ 〜安楽死のない国で 私たちは〜』より

※『FNSドキュメンタリー大賞』は、フジテレビ系列28局の番組制作能力の向上とノウハウの蓄積を図ることを目的として1992年に創設されたコンクール。

『Un petit air du Japon2024』は、フランスのEcrans des Mondes協会が主催する日本ドキュメンタリー映像祭で、4月5日~7日にフランス・パリで開催。

<『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』山本将寛(ディレクターコメント)>

自分の死に対する考えや、死にゆく姿をカメラの前で見せることはとても勇気のいることです。“命がけ”で取材を受けてくれた方々の思いを絶対に無下(むげ)にはしないという思いで作った番組がこのような形で評価されたことは光栄です。

自分の尊厳のために“最期を選ぼう”とする人々を通して、『生きる』ということ、そして“最期を選ぶ”という選択肢について考えるきっかけになっていれば幸いです。