──共演者の皆さんの印象はいかがですか?

みんないい人なんですよ。特によく一緒にいる白洲さんは、年下ですがすごく包容力がある方で、現場にドンといてくださるので心強いです。心理的に甘えちゃっているところがありますね。

白洲迅、大原梓、柴野晃太朗、前田美波里、相島一之、菅原大吉、市毛良枝が出演&OPはレトロリロン『Dear』に決定!土ドラ『再生のウズメ』

──撮影をして、印象に残っているシーンはありますか?

まだ完成した映像は見ていないのですが、1話、すごくいいんですよ。自分で言うのもあれですけど(笑)。

引きこもっていたウズメが興梠と出会い、1歩踏み出すところも、便利屋で働き始めて、依頼者と心を通わせるシーンもいい。1話はジェットコースターのような展開にはなるんですけど、そこになんとか食らいついて、ステキなシーンが撮影できたかなと思っています。

──視聴者の皆さんの心を引き付けられそうですか?

どうでしょう(笑)。でも、プロデューサー陣が太鼓判を押してくれているので、きっと大丈夫だと思います!

イモトアヤコ 俳優業は「役とリンクする瞬間」に楽しく感じる

──俳優としてさまざまな作品に出演しているイモトさんですが、演じる楽しさを感じることはありますか?

本来であれば、演じるすべてのシーンで役とリンクする感覚が必要なのかもしれませんが、実際には何回かに1回、いや、何十回かに1回、役と自分がリンクする瞬間があります。覚えたことをしゃべるのではなく、自然と言葉が出てくるというか。

そういう経験をすると「あ、すごく楽しい」と思いますね。

──自分とは別の人を演じる面白さ、みたいなものもあるのでしょうか?

あると思います。芸能人に限らず、どんな人でもどこか演じながら日々を過ごしていますよね。仕事のときと家にいるときの顔が違ったり、友人といるときと子どもといるときの顔が違ったり。

私のなかでお芝居は、その日々の違いを大きく膨らませたようなイメージがあります。

──ウズメと同様40歳のイモトさん。節目を感じることはありますか?

節目はいろいろありますが、これまでで一番意識したのは40歳かもしれないです。30歳になったときは「30歳だな~」くらいでしたが、40歳を迎えるときにすごくドキドキしましたし、いろいろなことを考えました。

「40」が自分のなかで大きな数字だったのかもしれません。例えば、大好きな安室奈美恵さんは40歳で引退をされていて。自分と比較したときに「彼女はもうここでやりきったんだ」「私はまだ全然やりきってない」と、考えることがあったんです。

あとは、年上の女性と遊ぶことが多いのですが、その方々がすごく楽しそうなんですよね。だから、「きっといい未来が待ってるんだろうな」ってプラスなイメージを持って、40代を迎えられた気がしますね。

──実際に40歳を迎えて、いかがですか?

ドラマの主演のお話をいただけましたし、「いいじゃん、40歳!」と思っています(笑)。

それに、30代前半くらいからジムに行ったりして、40代に備えていました。これからも年齢にとらわれすぎず、次は50代に向けて備えていきたいですね。

──劇中のウズメのように、イモトさんが1歩踏み出した経験を教えてください。

私、すごくしょっちゅう踏み出すんです(笑)。「ダンスをやってみよう」と思ったら習いに行きますし、ポンポンと軽く踏み出して、ダメだったらやめて、ということを繰り返していますね。

──あまり悩まず進んできたということでしょうか?

進んでから、悩むタイプですね。とりあえずやってみて、悩んで、修正して、ダメだったらやめるという感じで進んできました。

──踏み出すときに大切にしていることはありますか?

間(ま)というか、タイミングは大事だと思っています。「今だ」というときがあるじゃないですか。それを絶対に逃さないことを意識しています。

一方で、自分の意思に関係なく、巻き込まれるように1歩を踏み出さなきゃいけないときもありますよね。

例えば、私は20歳のときに『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)という番組で、言われるがまま海外に行っちゃうということがありました。そうやって流れに身を任せることも意外と大事だな、と思っています。

──最後に、ドラマの放送を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

撮影が進むごとに、ウズメになれているような気がしていて、ウズメのことを愛おしく感じる日々です。

引きこもりも含めて、少し暗く感じるテーマが劇中には出てきますが、そこに必ず光があると信じて、チーム一丸となって撮影しています。ぜひ楽しんでください。

スタイリスト:奥田ひろ子
メイク:杉野加奈
衣装:IMMEZ