尾野真千子さんが、『ザ・ノンフィクション「人生 最期までお付き合い 前編~型破りな2人の駆け込み寺」』(9月6日(日)14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

神奈川県大磯町の東光院には、地域の困りごとを放っておけない2人の僧侶がいます。人生相談から暮らしの手伝い、ご遺体の搬送からその人らしい見送りまで…人生の最期まで寄り添う、型破りな2人の駆け込み寺の物語です。

ナレーション収録後、“語り”を務めた尾野さんにインタビュー。2人の僧侶の活動を見守って感じたことや、尾野さん自身が考える生き方、何かあったときの“駆け込み寺”のような存在について聞きました。

「自由に暮らしたい」施設を出て自宅で暮らす高齢者を支える、2人の僧侶

日々の困りごとから、人生の最期まで…ちょっとおせっかいに町の人に寄り添う2人の男性がいます。

神奈川県大磯町の東光院。住職の大澤さん(40)と執事の古井さん(45)は、寺の仕事だけでなく、地域の暮らしにも深く関わっています。子どもも大人も同じ食卓を囲む“町のたまり場”を作ったり、介護や一人暮らしの相談にも一人ひとり向き合います。

住職の大澤さんと古井さん

その付き合いは人生の最期まで…葬儀会社に頼らず、ご遺体の搬送から手当て、死に化粧、遺影作り、葬儀まで2人が自ら行います。そのため、復元納棺師のもとで技術も学びました。生前から知る人だからこそ、その人らしく見送りたい。それが2人の願いです。

2人が通うのが、画家の兼弘さん(88)の家。6年前に妻を亡くし、娘はイギリスで暮らしています。4年前、施設に入ったものの、「自由に暮らしたい。大好きなタバコを吸いたい。家に帰りたい」と望んだ兼弘さん。

兼弘さんの髪を切る古井さん

2人はその願いを支え、兼弘さんは再び自宅へ。髪を切り、食事を整え、手すりや見守りカメラを設置。時には一緒にたばこを吸い、同じ食卓を囲み、何でもない時間も共にします。

ところが、兼弘さんは自宅で転倒。歩けなくなり、再び施設で暮らすことに。2人は遠く離れた娘に「今のうちに会いに来てほしい」と伝えるのですが…。

何でもない時も、困った時も、人生を終える時も…誰かの「こう生きたい」に、とことん付き合います。町の人々の暮らしと最期に寄り添う、型破りな2人の物語。