永作博美さんが、『ザ・ノンフィクション「母と息子のやさしいごはん3~僕と母さんとハンバーグ~前編」』(9月20日(日)放送/フジテレビ※関東ローカル)の"語り"を担当します。
発達障害を抱えながらも、料理を通じて人生を切り拓いた息子。その夢を支え続けてきた母。東京・練馬区の小さな食堂で、母と息子が紡ぎ出す「ハンバーグ」の物語です。
2年ぶりに、母と息子の奮闘を“語る”永作さん。ナレーション収録後にインタビューし、俳優としての経験が語りにどう息づいているのか、そしてひとりの母として何を感じたのかを聞きました。
一皿のハンバーグに込めた、母と息子が歩む道のり
練馬区にある「酒処 大(たい)」。調理担当の息子・大貴さん(33)と接客担当の母・貴美子さん(69)が二人三脚で営む店の名物は、自家製デミグラスソースをかけたハンバーグです。その味を求め、連日多くの客が訪れます。
幼い頃から成績優秀だった大貴さんは、中学生の時、不登校に。発達障害の診断を受け、引きこもる日々を送っていました。そんな息子を変えたのは、初めて作った料理を母が「おいしい」と喜んでくれたことでした。料理人を目指し始めた息子のため、母は2020年1月、本郷に食堂を開きます。看板メニューは、母を笑顔にしたハンバーグでした。しかし、開店直後からのコロナ禍で、わずか2年で閉店を余儀なくされます。
諦めきれない息子のため、母は護国寺で2店舗目を開店。ハンバーグが評判を呼び、行列のできる店になりましたが、突然、天井や配管から水漏れが発生し、またも店を畳むことになりました。
2度の閉店を経ても、大貴さんは料理を諦めませんでした。さらに食材にこだわり、一品料理と全国の地酒を楽しめる店として、母と3店舗目を開いたのです。ところが、今度は貴美子さんの目に異変が起こり療養が必要に。大貴さんは母の代わりを探し回り、友人のユウキさん(42)を店の手伝いに迎えます。
「ずっとそばで支えてきた息子を置いて、店を離れていいのだろうか…」息子を支え続けてきた母は、大きな決断を迫られていました。
