永作博美さんが、『ザ・ノンフィクション「母と息子のやさしいごはん3~僕と母さんとハンバーグ~後編」』(9月27日(日)放送/フジテレビ※関東ローカル)の"語り"を担当します。
発達障害のある息子の「料理が好き」という思いを形にしようと、母が始めた小さな食堂。コロナ禍や水漏れ被害に見舞われながらも再起を重ね、親子は3軒目となる店を開きました。新たな仲間を迎えた店が少しずつ変わり始めるなか、二人の関係も大きな転機を迎えます。
俳優であり、母でもある永作さんは、自らの親子関係に重ねながら、母と息子の物語を“語り”ました。ナレーション収録後にインタビューし、変わりゆく親子の関係をどう受け止めたのか、また永作家の食卓についても聞きました。
新たな出会いによって変わりゆく店と、親子の関係
母と息子が二人三脚で12年かけて磨き上げたハンバーグ。新たな仲間を迎え、店が変わり始めたとき、母にはどうしても譲れない思いがありました。
東京・練馬区の「酒処 大(たい)」。厨房に立つ息子・大貴さん(33)、接客を担う母・貴美子さん(69)、大貴さんの友人・ユウキさん(42)の3人で営む店は、ハンバーグなどの一品料理と、こだわりの日本酒が売りです。
発達障害があり、料理が大好きな息子のため、母が食堂を開いたのは2020年。コロナ禍や水漏れ被害による2度の閉店を経て、3店舗目を開きましたが、今度は母が目の病気で店を離れることになりました。
母が戻るまで店を守ろうと動いたのは、店を手伝いだしてから日が浅いユウキさんでした。大貴さんがこだわるハンバーグなどは食材費がかさみ、十分な利益が残りません。そこで、カレーやローストビーフ丼など原価を抑えた料理を加え、手頃な日本酒もそろえました。
目指すのは、地元の人が気軽に通える店です。大貴さんもユウキさんを信頼して提案を受け入れ、売り上げは少しずつ伸び始めました。
しかし、約半年ぶりに店を訪れた貴美子さんは、その変わりように戸惑います。「今までのことが無になる。何のためにやってきたのか分からない…」。安さを優先して質まで落とせば、息子が築いた味も評判も失うのではないかと心配したのです。
店を続けるために新たなやり方を探る2人と、息子の味を守りたい母。大切な店を思う気持ちは同じなのに、親子の思いはすれ違っていきます。そして母は、大きな決断を下すのですが…。
