彩花が海洋科学科の生徒と知った凪沙は、奈未のことをどう思うかと聞く。すると彩花は「先生には興味がない」と返答。

彩花は、陸上選手になる夢が途絶え、やる気を失っていた。「夢とか目標は持つだけ損」と言う彩花。そんな彩花に凪沙は、宇宙サバ缶の夢を追ったことで自分の高校生活は楽しかったと語る。

朝野(北村匠海)たちは厳しい検査結果に落胆

JAXAでは、宇宙サバ缶の検査結果が出ていた。宇宙日本食担当・木島真(神木隆之介)と上司の東口亮司(鈴木浩介)は検査結果を確認。

宇宙サバ缶は、1年半の保存検査、微生物検査をクリア。木島と東口は、おいしさを評価する官能検査を行う。この検査をクリアすれば、宇宙サバ缶は晴れて認証されるのだが…。

朝野のもとに、木島から検査結果の連絡が来た。朝野は、瑠夏たちに検査結果を伝える。

官能検査で、1年半の保存期間を経て味が変わってしまったことが判明。汁の粘度を気にしすぎた結果、サバとのバランスが崩れてサバの身に味が染み込まなかった。

JAXAとしては現時点の宇宙サバ缶には認証は出せず、再試験という厳しい結果だった。

再試験には再び1年半かかるため、瑠夏たちの在学中に宇宙サバ缶を完成させることはできない。
ショックを受ける瑠夏たちに、朝野はなぐさめの言葉も見つからない。

あきらめられない瑠夏は、これまでの実験結果を記した“黒ノート”を手に取り、作業を続けようとする。奏仁に止められた瑠夏は、その場から立ち去ってしまった。

木島が宇宙サバ缶に認証を出さなかったのは、苦渋の決断だった。宇宙サバ缶開発の2期生・宮井恵(早瀬憩)や瑠夏が主張していた、おいしさへのこだわりが忘れられなかった木島。

それだけに官能検査の味覚に関して妥協できず、現時点で宇宙サバ缶の味は不完全という結論に至った。

朝野は、宇宙サバ缶を完成させられなかったことに責任を感じていた。宇宙サバ缶開発の1期生で瑠夏の兄・創亮(黒崎煌代)に、生徒たちを信じて待つという自分の方針が間違っていたのではないかと弱音を吐く。

創亮は瑠夏に朝野の思いを伝え、宇宙食開発を見守ってきた朝野はサバ缶を宇宙に飛ばせなかった悔しさを何度も味わってきたんだと言う。

海洋科学科では、3年生が後輩たちに実習の成果を伝える探究学習発表会が近づく。しかし、瑠夏は立ち直れていなかった。

奈未もまた、宇宙サバ缶が認証されなかったことにショックを受けていた。そんな奈未に彩花は「夢は簡単に裏切る」と言う。奈未は、何も言い返すことができない。