最近、耳にする機会が増えている「血糖値スパイク」…、みなさんはどんな症状かご存知でしょうか。
そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック 薗田憲司院長:
血糖値スパイクは食後に血糖値が急上昇・急降下する症状のことです。これによって眠くなったり疲れたり、さまざまな症状が起こってくる。
こう語るのは糖尿病の専門医で、通称“血糖おじさん”こと薗田憲司先生。
しかし、「日々の生活で“血糖値”を気にしている」という人は少なく、男女200人にとった番組アンケートでも、「血糖値を気にしない」という人は約6割以上。
薗田先生はこう警鐘を鳴らします。
薗田憲司院長:
放置すると糖尿病や心筋梗塞など、さまざまな病気のリスクが高まってしまうので注意が必要です。
血糖値は目に見えない分、気にかけるのは難しいですが、4月は健康診断のタイミング。
自分の血糖値を知ることができるので血糖値や日々の生活を見直してほしいです。
今こそ気をつけたい「血糖値スパイク」について、『ノンストップ!』で徹底解説しました。
こんな症状は要注意…繰り返すと糖尿病などのリスクが
立本信吾フジテレビアナウンサー:
「血糖値スパイク」、改めてどんな症状なのかというと…食後に血糖値が急上昇・急降下、乱高下を繰り返すことで血管に負担がかかってしまうということなんです。
血糖値は、上がったときに危ないと思う方多いと思うんですけど、薗田先生、下がるときこそ注意をした方がいいということなんですか?
薗田憲司院長:
血糖値が急激に上がった後に急激に下がると、下がる瞬間に眠気とか疲れとか、ひどい人だと気を失ったりという時もあると言われています。
特に食後2時間以降に眠くなる方は血糖値の影響が強いと考えられております。
立本信吾アナ:
そんな「血糖値スパイク」でどんな症状が体に表れるのか?
眠気、疲れ・だるさ、イライラ、冷え、空腹感、頭痛、発汗、ほてり、動悸、手の震え、集中力の低下…、これらが食後2時間前後で起こることが多いということなんです。
北陽・虻川美穂子:
手の震え以外は…ほぼ来るんじゃ。逆に来ない人いるのかなと思ったり。
カンニング竹山:
全部ありますよね。たまに(手が)震えてるなってのも。だから俺、ダメなのよ、太ってるし(食事も)ガッといくから。
千秋:
私は全部ないんですけど、眠いのは眠いので、昼寝するのが当たり前みたいになってる。
MC設楽統:
当てはまるもの、もちろん何個かありますよね。眠くなるとか本当、疲れ・だるさ、ありますね。
立本信吾アナ:
「血糖値スパイク」を繰り返すと、薗田先生によりますと糖尿病はもちろん、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まるということです。
薗田憲司院長:
「血糖値スパイク」が起こると、体の中の血糖値の乱高下によって血管にすごく負担がかかる。動脈硬化を起こして血管が詰まるような、脳梗塞や心筋梗塞といったような病気が増えると考えられています。
春は健康診断の季節…結果の見方は?
健康診断の結果の見方についても紹介しました。
注目すべきは「糖代謝」の項目の「空腹時血糖」。これと平均血糖値の指標「ヘモグロビンA1c」の数値が高いと要注意だといいます。
薗田憲司院長:
「空腹時血糖値」が110~125の間、これが糖尿病予備軍の空腹時血糖。それにプラスして「ヘモグロビンA1c」といわれる数値、これは過去3カ月から2カ月の血糖値の平均値を反映するといわれているんですけど、6.5からが糖尿病、6以上が糖尿病予備軍といわれています。
まったく血糖値が危なくない方は、5%とか、5.1とか5.2とか。空腹時血糖に関しては二桁だと比較的安全なのかと思います。(これらは)努力していただくとすぐ下がります。
心配でしたら健診のデータを見て、生活習慣を改善していただいて1~2カ月後ぐらいにまた採血してどういうふうに変わっているかチェックしてください。
立本信吾アナ:
「血糖値スパイク」がなぜ起こってしまうのか…なんですが、まず食生活で糖質の取りすぎ(炭水化物含む)、食べるのが早い、野菜が嫌い、朝食を食べない、生活習慣においては運動・睡眠不足、糖尿病の遺伝があるというところも一つの要因だということです。
薗田憲司院長:
「糖質の取りすぎ」っていうところは、血糖値はそもそも血管に溶けてる糖分、ブドウ糖になるので、糖質を取ると血糖値が上がっていきます。食べるのが早いと急激に吸収されちゃって(血糖値が)上がってくることが非常に多いです。野菜を取ると食物繊維が腸管に敷きつめられるので、糖分の吸収がゆっくりになる、そんなイメージで考えていただけるといいかなと思います。
朝食も関係があります。朝食にタンパク質と食物繊維を多く取っていただくと、一日を通して「血糖値スパイク」が起きにくいともいわれています。
運動・睡眠不足に関しては、実は筋肉が血糖値を下げる大きい器官ともいわれていますので、筋肉を動かす、筋肉を大きくすると血糖値が下がりやすくなります。
(睡眠不足も)前日のストレス、ストレスホルモンが血糖値とかなり関係していて、睡眠不足のストレスの翌日、これがかなり血糖値が上がりやすい状態といわれています。
3個以上当てはまるとちょっと怪しいかなと。
「血糖値スパイク」予防方法は さらに「注意して欲しい点」も
実は、食事の前に簡単にできる「血糖値スパイク」の予防法もあるといいます。
それは…「食事の前にレモン水を飲む」ということ。
薗田憲司院長:
レモン特有の酸味と苦み、これがまず食欲を少し落としてくれるのと、さらにレモンにはクエン酸とポリフェノールが入っていますので「血糖値スパイク」を起こしにくくする効果があります。食前がベストです。レモン果汁でも大丈夫です。
しかし、薗田先生から「ここは注意してほしい」というところも。
それは「過度な糖質制限」です。
薗田憲司院長:
糖質制限してしまうと、普段まったく糖質が入ってこないので体が糖質に対応しきれない体になってしまう。血糖値を下げるホルモンでインスリンというのがあるんですが、あれは血糖値が上がった時に起こってくるんです。糖質制限すると血糖値が平坦なままになってしまうので、ある日突然糖分が入ってきたときに振り切れすぎてしまう。ノーアップで全力疾走のような感じになっちゃいます。
(『ノンストップ!』2026年4月10日放送)
