都立お台場湾岸医療センターはこれからどうなるのかと不安が高まるなか、湖音波は目の前の仕事に向き合う。その姿勢に、脳神経外科スタッフたちも仕事に励む。

家にも帰らず、仕事に打ち込む湖音波。そんな湖音波のもとに、父・潮五郎(吉田鋼太郎)が駆けつける。

潮五郎は、中田が病気を抱えていることに気づいていた。湖音波に対し、命の恩人である中田を救わなければ一生後悔すると言う。

中田は湖音波に、患者に関する詳細な申し送りを記したファイルを託していた。湖音波は「俺のことより病院のことをしっかりやれ」という中田のメッセージだと受け取り、仕事に打ち込んでいたのだった。

そんな湖音波に潮五郎は「命を救ってもらったお前にしか言えん言葉があるはずや!」と、中田と話をするようにと告げる。

目の前の仕事だけでなく、中田の命も救わなければならないと気づいた湖音波は、中田のもとへ走り出す。しかし、中田はすでに転居していて、居場所がわからない…。

そんななか、湖音波のもとに看護師・鈴木颯良(宮世琉弥)から、中田が搬送されたという連絡が届いた。

湖音波(橋本環奈)ら脳神経外科は中田(向井理)の手術に向けて一丸となる

急いで病院に戻った湖音波が状況を聞くと、公園で娘・こころ(石塚七菜子)と一緒にいた中田は足元がふらついて倒れてしまい、頭を打って意識を失ったという。

転倒した際のケガは大事に至らなかったが、検査の結果、髄膜腫がかなり進行していると判明。脳神経外科医・大友真一(音尾琢真)は、次に発作が起きたら命を失う可能性があると指摘する。

中田の深刻な病状を目の当たりにしてショックを受ける脳神経外科スタッフたち。

唯一、中田の病気を知りながら黙っていた湖音波に、大友たちはチームとして一緒に対応したいと訴える。湖音波はみんなに謝り、手術を拒否している中田と話し合うと約束した。

意識が戻った中田は湖音波に、改めて手術を拒否する旨を告げる。「医者じゃなくなったら生きている意味がない」と言う中田に湖音波は、荒れていた昔の自分のことを語り始める。

ケンカばかりしてバイクを乗り回していた湖音波は、いつ死んでもいいと思っていたという。13年前、湖音波はマブダチ・堀田真理愛(平祐奈)とともに事故に遭い、真理愛は死んでしまった。

湖音波が真理愛と過ごすなにげない日常は、真理愛の死によって永遠に失われることに。そのとき、1人の人間の死が周りの人間にとってどういう意味を持つのか、身をもって知ったのだった。

湖音波は、中田が死んでしまったら自分や脳神経外科のみんな、娘・こころも、つらく悲しい思いをすると必死に訴える。

中田は、自分の腫瘍を除去する手術が難しいものになるとわかっていた。

今度は自分が中田の命を救うと宣言する湖音波。湖音波にとって命を救ってくれた中田は希望であると語り、「生きて、もっとたくさんの人の希望になってください」と中田に伝える。

中田は、湖音波の説得を受け入れて手術を決断した。