大西流星(なにわ男子)さん、 原嘉孝(timelesz)さんがダブル主演を務める『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ』は、ある事故で父親を亡くし、心に深い影を抱えた青年・小柳龍一(通称:ロン/大西)と、そんな彼を見守り続けてきた、年の離れた幼なじみの刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん/原)、そして、友人や新たに出会う仲間たち「ネイバーズ」による、「未来への希望」を描くヒューマンミステリー。 

<コラム>『横浜ネイバーズ Season1』第7話

凪(紺野彩夏)の妹・かすみ(並木彩華)は自殺なのか?他殺なのか?それとも事故なのか?その真相はもちろん、周囲の仲間たちの心情まで複雑に交錯しまくるもんだから、混沌(こんとん)としてきて、単純にはひも解けなさそうで、いやそれは勝手に誰かがひも解いていいものなのか?それすらもわからなくて、だけどそうはいっても何とかしたい!と思うんだけど、“自分事”だからと突き放されて、でも、そう突き放されてしまうことに対しても思いを巡(めぐ)らせてしまって、想像すればするほど苦しくて辛くて、でもだけど、いてもたってもいられない!!

だから、そんなロンに、何もかもを解決させてくれる、希望へと導いてくれる、そんな特殊能力が備わっていたならば!!っていう、何かよくわかんない、予感なのか、期待なのか、よくわからない“何か”が、見ているこちら側にふつふつと湧(わ)きはじめて、ついに!?ロンの?!ロンの真の能力が!?発揮!?されちゃうのか!?来るのか!?今?来るのか!?ってなった、ちょうどそのとき、“ヨコ西”の壁面に描かれた龍と、今作の主人公であるロンこと小柳龍一(大西流星)の美しい横顔が奇跡的に重なり、未知なる“何か”が!?ロンに、未知なる“何か”が!?特殊能力が!?来るのか?来る?のか!?だった、次の瞬間!!!

(ロンが描いた犯人の似顔絵)

微妙ーーーーーーぉぉおおおおおおおーーーーうぉおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!

うん、つまり、今回も、最高だったね!!(何が)

この、“ただただ暇”だけがアイデンティティである『横浜ネイバーズ』の主人公に対して、その超クライマックスで、その“何か”はわかんないし、“何か”がわかったところで、急に何なんだよって話ではあるんだけど、いよいよ、そんなロンに、まさか暇以外のドラマらしいエンタメ要素が足されるのか!?っていう、謎の高ぶりが最高潮に達して、絵的にも美しくて、気が利いてて、勇ましいカットが撮れた次の場面で、まさかあんなにも堂々と“微妙”が映し出されるとはね。うん、だからこそ、それこそが、今作の圧倒的な自分らしさだよね(意味不明)!!

いやだって、それこそが、まさに、そらそうじゃないですか?“何もない”が、今作のコアじゃないですか?

“ただただ暇”だけがアイデンティティである主人公のドラマで、この第7話という終盤で、急に特殊能力出すのか?って、想像しちゃう僕がそもそもおかしいんだけど。

そうはいっても、今回は特に、お話があまりにもヘビーだったもんだから、特殊能力でも何でもいいから使って、無理矢理にでも、爽快に、解決してほしいっていう願いも混じっちゃったもんで、そんな安易な解決方法を期待してしまった視聴者=僕。

そして、そんな僕を見透かしたかのように、特殊能力か何かはわかんないけど「ロン、動きます!!」な演出を最大限に高めに高めた、あのカットの次の場面で“微妙”を持ってきてしまう、今作の自分らしさよ。だからこその感動!!!

そして、あの“微妙な似顔絵”は、別にいわゆる“画伯”とか揶揄されちゃう超絶へタってわけではなく、かといって、うまいってわけでもなく、なんならこの絵はうまいってことになってるのか?と、こっちが気を遣ってしまうレベルの微妙な画力だからこその感動(変なとこで感動しすぎ)!!

いやいやだけど、このドラマにおいて、そんな微妙な画力こそが、真骨頂なのよな(意味わからん)!?だって、あんな“微妙な似顔絵”だっていうのに、まさか徐々に、真相へと近づいてしまうミラクルが起きる…“ただただ暇”な主人公=特殊能力はない、微妙な画力だけれども、誰にも負けない、“強い思い”があれば、周りは動き、協力し、そして、真実へと導かれる――奇跡は起こる!!という、このドラマの真骨頂を表現してしまうんだもの。