大西流星(なにわ男子)さん、 原嘉孝(timelesz)さんがダブル主演を務める『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ』は、ある事故で父親を亡くし、心に深い影を抱えた青年・小柳龍一(通称:ロン/大西)と、そんな彼を見守り続けてきた、年の離れた幼なじみの刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん/原)、そして、友人や新たに出会う仲間たち「ネイバーズ」による、「未来への希望」を描くヒューマンミステリー。 

<コラム>『横浜ネイバーズ Season1』第8話

なんという、すさまじい最終回!! 

初回冒頭から何かある?と匂わせてきたロン(大西流星)の父(河相我聞)の死。そこへ失踪した母(伊藤歩)が絡んでくるのか?と終盤まで散々想像させ、しかもそれに加えて、ロンには母から愛された記憶がない…という闇を全編にわたってぶっこんで…と。

で、その筋書きから最終回に展開されるであろう物語として予想してしまうのは、父の死ってのは何者かによる他殺であり、そこに母が絡んでいるのか?は当然、ミスリード。で、そんな怪しい母は、夫の死の謎を探るために暗躍してたとかなんとかそのあたりで落ちついて、母がロンに冷たかった=愛された記憶がないのは、息子を危険な目にあわせられない!とかそういう愛情の裏返し的なやつで、つまりは結局、最終的には、主人公は母の愛を知ってハートウォーミング!大団円!!ハッピーエンド!!!とか、そういうこと、じゃあないですか?ねぇ?(誰に!?)ほぼほぼ、視聴者全員、そんなとこだと思ってた?よねぇ?? 

しかも今回、急にサスペンスフルに描かれた“地面師パート”は、これまでのエピソードが“振り”になってる。これまでは、主人公が特に目立った何かをしたわけではない。なぜなら、それこそが今作のアイデンティティだから。だから、とにかくひたむきに、ナチュラルに事件を解決へと導いていた…っていう、これまでこそが“振り”となって、最後だからこそロンも成長してるし、最終回らしい大活躍見せちゃうよ?的なことじゃん。

それでいい、じゃん。なんなら、あのロンの行動力と愛嬌と割と仕事できる感じは、いよいよ“暇”脱却の、就職先見つかっちゃった!?的なとこまで想像しちゃうほど、ぴったりだったじゃん。あのパートで1シーズン見たい!だったじゃん。

そいでもって、急に出てきた“地面師”ってのも、父と母が店を出すための物件を探してた…ってのがわかったわけだから、それはもう、父の死の謎ってのは、不動産絡みの殺人事件、もしくは父が地面師詐欺的な何かに騙(だま)されて~とかで、そうと決まれば、母は、その復讐のために、自らが地面師になっちゃった~とかで、うん、間違いない!じゃん?

だから、そんなこんなで、ラストは横浜の美しい青空にカメラが切り替わって、明日は明日の風が吹く~「完」。で、丸く収まるじゃん(いつの時代のドラマだよ!)。

とにかく、最後、ロンと欽ちゃん(原嘉孝)がハハハ~とか笑い合っとけば、それでいいじゃん?

ましてやこのドラマ、ここまでの第7話まで、濃密な物語を見せてくれたわけだから、最後くらい、多少の予定調和で、こっちの予想通りで「完」。でも、これまでの信頼関係で許せるとこまできちゃってるじゃん。ねぇ?(いや誰に!?)いやマジで、そうじゃん?ねぇ?(いやだから誰に!?)

ああなのになのにそれなのに、このドラマときたら、父の死の真相は、ただの事故死であり、母は夫“しか”愛していなかった。つまり、息子“は”愛していなかったがために、夫が死んだあと、母は息子の前から逃げ出したのであった――。

……って、そんなんで、……そんなんで……

オチるかーーーーーーーー!!!

そんなんで、オチるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!(2回目)

いや、ホントに、そんなんで、オチませんからーーーーーーーーーー!!!!(何回言う)

うん、いや、言いたいことはそういうことじゃなくて(なんだったんだよ!)、そんなんでオチるか!!とかツッコんでおきながら、それがもう、ものの見事に、オチた!!!ってのは当然のこと(結局ね)。

まさか、そんなオチるわけがない、とんでもない闇ラストピースなのに、そこへ用意された“救い”によって、涙!!までさせてしまう、このドラマの、このドラマのすさまじさですよ!!!