楽器を持たないパンクバンド“BiSH”の元メンバーで、現在はソロとして活動しているアイナ・ジ・エンドさんが、2025年12月29日、幕張メッセで行われた国内最大の年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 25/26』に出演。
大ヒット曲『革命道中』などを披露し、大迫力なパフォーマンスとかわいらしいMCで観客を魅了しました。
アイナ・ジ・エンド「みんないっぱい寝るで~」ギャップありすぎなパフォーマンスに釘付け
楽器を持たないパンクバンド“BiSH”の元メンバーで、現在はソロとして活動しているアイナ・ジ・エンドさん。
人気アニメ『ダンダダン』の第2期オープニングテーマとして書き下ろされた楽曲「革命道中」は、全世界でSNS総再生回数12億回を突破し大ヒット。さらに、『第76回NHK紅白歌合戦』への出場を予定しています。
そんなアイナ・ジ・エンドさんが、国内最大の年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 25/26』に登場しました。
この日、『GALAXY STAGE』には、アイナさんのパフォーマンスを一目見ようと多くの観客が集まっていました。
早速、公演が始まると、青いライトがステージを照らし、怪しげな雰囲気のトラックが流れ「アイナ・ジ・エンドって10回言って?」とコールアンドレスポンスのあおりが。
だんだんと大きくなるかけ声で会場の期待感が高まる中、4人のダンサーを引き連れ、黒のタイトなトップスとショートパンツの衣装に身を包んだアイナさんが登場!
そして、「アイナ・ジ・エンドいくぜ!」という呼びかけとともに『Poppin' Run』からライブがスタートしました。
アップテンポでリズミカルな楽曲とサビのキャッチーな振り付けに、ファンも手を挙げながらジャンプして盛り上げます。
一曲目を終えると歓声が沸き起こり、アイナ・ジ・エンドさんの名前を全力で呼ぶファンも。
次に始まったのは、映画『変な家』の主題歌でもある『Frail』。
真っ赤なライトに照らされたアイナさんはしなやかで妖艶なダンスを披露し、観客を魅了します。サビでは手を八の字に回すフリでファンと一緒に踊る場面も。
その景色を見たアイナさんは「今日はみんなの両手が踊りすぎてちぎれますように!」と笑顔で呼びかけました。
そして、アイナさんは会場を見渡し「こんなに後ろまで目を合わせてくれてありがとう!一緒に2025年最後に革命を起こしませんか!」と叫ぶと、全世界で大ヒットした楽曲『⾰命道中』が始まり、観客は大興奮!
曲中の「ダメダメ、待て待て」という部分ではファンと一緒にコールし、唯一無二のハスキーボイスを持つアイナさんならではのがなりからサビに突入。パワフルな歌声に観客も拳を突き上げながらノリノリになり、ボルテージは最高潮に。
ラスサビ前の「ここらで暴れちゃってもいいよね?」というフレーズを唱えると、突然会場から音がやみ、静寂に包まれます。すると、ファンが「いいよー!」と大声を上げて応えます。その歓声を受けて、アイナさんは満足げな表情でラストサビを“大暴れ”で歌い上げました。
勢いそのままに、凛として時雨のTKさんが手がけた楽曲『Love Sick』が始まると、まるでアイナさんの感情がむき出しになったような、情熱を感じる歌声に、観客も聞き入っている様子。
さらに、優雅に舞うようなダンスから寝そべり、そのままシャウトするという驚きのパフォーマンスも。これにはファンも圧倒されたようで、会場の空気を一瞬で支配していました。
ここまでダイナミックなパフォーマンスで“アイナ・ジ・エンドワールド”全開だったアイナさん。MCに入ると、その姿とは打って変わり、かわいらしい雰囲気で「アイナでーす!元気ですかー?」と挨拶。
その後「アイナ・ジ・エンド初めて見た人で手挙げて!」と問いかけると、初めてアイナさんを目の当たりにした観客から手が挙がります。それを見たアイナさんはすかさず「明後日紅白出るから見て〜」と関西弁で呼びかけ、会場からは歓声が上がりました。
そして「最後まで一緒に歌って踊ってくれますか?ほんならいくよ~」という合図で次の曲がスタートしました。
次に披露した『Entropy』では、前半戦とはまた違い、夕焼けのようなオレンジのライトが照らす中、どこか青春を感じるようなあたたかい雰囲気の楽曲が流れます。
サビでは、アイナさんのはかなげな歌声が響き渡り、ファンも体を揺らしていました。
最後には「明日もいい日になるよ そのために沢山寝なくちゃね」というフレーズに合わせて、ステージにごろんと寝そべるアイナさん。「みんないっぱい寝るで~寝正月で~」と、語りかけるキュートな一面も見せていました。
そして次に始まった『BLUE SOULS』では、ささやくようなアイナさんの歌声から始まり、会場をエモーショナルな雰囲気に包み込みます。これには観客もおだやかな楽曲のリズムに身を委ねながら手を振っていました。
楽曲を終えると、アイナさんは「ここに出るのが夢だった。BiSHで初めて出られたときの感動を覚えてる。」とCDJへの思いを告白。
続けて、「続けることは難しかった。だけどこうやって毎年思い出作れてほんまにうれしい!いつもありがとう!また来年もどこかで会いたいです」とファンへ感謝の気持ちを語ると、最後の楽曲『サボテンガール』が始まります。
ピアノのサウンドが際立つポップな楽曲で、CDJのステージで過ごす時間をかみしめているかのように楽しそうな笑顔を浮かべながら踊るアイナさん。
楽曲中には、ファンからの手拍子や力強い合いの手も相まって、会場に一体感が生まれます。
最後には「せんきゅー!せんきゅー!また会おうぜー!」と叫ぶと、1から25までジャンプしながらカウントし始めます。そして、「最後26いこうぜ」と2025年から2026年にまたぐかのように会場全員でカウントダウンしてステージは終了。
アイナさんは、何度も深々とお辞儀をし、手を振りながらステージを後に。そして、パフォーマンスに魅了されたファンからの拍手と歓声はやまず、大盛り上がりでステージの幕を閉じました。
セットリスト
01. Poppin' Run
02. Frail
03. ⾰命道中
04. Love Sick
05. Entropy
06. BLUE SOULS
07. サボテンガール







