サカナクションが、2025年12月29日に幕張メッセで行われた国内最大の年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 25/26』に出演。
『アイデンティティ』や『新宝島』、『怪獣』など全9曲を披露し、CDJ3日目のトリを飾りました。
サカナクション『新宝島』『怪獣』など強力セトリでCDJ
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(2011年)や『新宝島』(2015年)など数多くの人気曲を持つ5人組ロックバンド・サカナクション。
2013年にリリースした『ミュージック』で『NHK紅白歌合戦』にも出演するなど活躍を続け、一時はボーカル 山口一郎さんの体調不良のため2022年7月からライブ活動を休止していたものの、2024年4月からはアリーナツアーをスタートし約2年ぶりに完全復活を果たしました。
復活以降は同年8月に開催された日本最大級の野外ロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』でトリを務めるなど精力的に活動。2025年はバンドとして約3年ぶりにリリースした『怪獣』が大ヒットを記録し『第76回NHK紅白歌合戦』への出場を予定しています。
国内最大の年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 25/26』で最大キャパのステージ『EARTH STAGE』のトリを担ったサカナクション。
会場には開演前から多くの観客が詰めかけました。
開演時刻を迎えると『EARTH STAGE』は暗転。スポットライトと鳴り始めた音楽に観客は手拍子で熱量を高めていきます。
メンバーが白い縁のゴーグルのようなサングラスをかけて登場すると歓声が上がり、ボーカルの山口一郎さんが「カウントダウンジャパーン!」と第一声を放つとフロアは一堂に両手を挙げライブが幕開け。
スモークと淡いオレンジのライトが照らすなか『ミュージック』を披露し会場をダンスフロアに変貌させます。
照明が白や緑と変わる毎に観客は手拍子や“サカナトライブ”というサカナクションのライブ定番の手で三角を作るポーズで音楽に乗り次々に景色を更新。サビで見せる山口さんと会場の掛け合いはこれが一曲目ということを忘れるほどの圧倒的な一体感を見せました。
「みなさんこんばんは!僕たちがサカナクションです!」とあいさつすると、ステージはピンクのライトに変わり一転!日本舞踊の踊り子が登場し『夜の踊り子』へと繋げます。
青とピンクのライトがフロアに交錯する姿は踊り子さながらに美しく、観客一丸となって飛び跳ねる光景はトリを務めるにふさわしい貫禄を見せつけました。
拍手が鳴りやまないなか続いて、陽気なビートに乗って『アイデンティティ』がスタート。オレンジの照明に合わせて会場はダンサブルに手拍子しサビに入ると「どうして」と特大ボリュームで大合唱、年末の真冬の幕張に真夏を呼び込びこんだような熱気に包まれました。
続いて緑のレーザーが会場を駆けると疾走感あふれる『ルーキー』を披露。
再び山口さんが「カウントダウンジャパーン!」と叫ぶと盛り上がりは限界突破し、会場をさらなるアツさへと引き上げました。
盛り上がる会場に『Aoi』のタイトなドラムとシンセサイザーの音色が響き観客は手拍子。
山口さんの「手を挙げろ!」という声かけからハンズアップに切り替わり盛り上がりを見せると、駆け巡る青いレーザーのなかロックチューンが炸裂。激しいドラミングでCDJの熱をますますヒートアップさせました。
そして「みんなまだまだ踊れるか!」という声かけから『モス』へ。
手拍子、ハンズアップ、「マイノリティ」という掛け声どれもが規格外の一体感を生み出し後半戦を幕開けさせました。
そして後半戦2曲目に始まったのが『新宝島』。オレンジと黄色のライトに変わりポップな世界へと『EARTH STAGE』を誘うと、ポンポンを持ったダンサーがステージIN、山口さんも会場も全員でダンスするこの曲ならではの光景が広がります。
さらにサビでは、会場全体が歌って踊って大盛り上がり。ここまでのクールさをまとった空気から一転、ハートフルなステージを観客たちを連れて行きました。
そこからひと呼吸おいて始まったのは今年約3年ぶりにリリースした『怪獣』。
アニメ主題歌として起用され『第76回NHK紅白歌合戦』でも披露するこの曲をブルーグリーンのライトに照らされながらクールに演奏し、そして、サビでは明暗を生かした照明とのコンビネーションで神々しいまでの盛り上がりを見せました。
ピアノの音色でそっと『怪獣』を締めくくると、山口さんは「COUNTDOWN JAPANへお越しの皆さま!楽しんでますか!皆さま本当に2025年お疲れさまでした!」と声かけ。
良いときも悪いときも色々あったと思いますが、良い日々がずっと続かないように悪いこともずっと続きません!来年もまた音楽で一緒に楽しんでいきましょう!」と集まった観客たちへエールを送りました。
そしてこの日最後に披露したのが『忘れられないの』。
色とりどりのライトに彩られながら山口さんはマイク片手に、時に踊りながらステージの上手・下手へ移動し歌を届けます。
サビの「永遠にしたいこの日々を そう今も想ってるよ」という歌詞やゆったりとしたテンポが会場を優しく包み、グルービィなベースソロで魅了すると、最後は「2026年、もうすぐやってきます!また来年一緒に踊ってくれますか!」と声かけし、エモーショナルなギターソロを心地よく響かせてサカナクションのCDJ2526は幕を下ろしました。
セットリスト
01. ミュージック
02. 夜の踊り子
03. アイデンティティ
04. ルーキー
05. Aoi
06. モス
07. 新宝島
08. 怪獣
09. 忘れられないの
