来年6月をもって活動を終了することを発表している3ピースロックバンド・SHISHAMOが、2025年12月28日、幕張メッセで行われた国内最大の年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 25/26』に登場!
フェス常連のライブバンドが“ラストCDJ”でアツいステージを披露しました。
フェス常連SHISHAMO“ラストCDJ”でアツいライブ
2010年に高校の軽音楽部のメンバーで結成され、2013年の高校卒業と同時に本格的にバンド活動を開始したSHISHAMO。
同年のメジャーデビュー以降は多くのCMタイアップ楽曲を担当し、2017年リリースの『明日も』では『NHK紅白歌合戦』にも出演。また、数多くの音楽フェスに出演しライブシーンにおいても活躍を続けています。
精力的な活動を行いながらも、今年9月に翌2026年6月バンドの地元・川崎にあるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)でのライブを最後に活動を終了することを発表。今回が最後のCDJのステージとなりました。
『COUNTDOWN JAPAN 25/26』2日目、最大キャパのステージ『EARTH STAGE』には開場直後にも関わらず多くの観客が集結し期待感が高まるなかトップバッターのSHISHAMOが満を持して登場。
ホーンのSEとともにメンバーがステージに現れると観客からは拍手と歓声が上がりました。
楽器を構えると宮崎朝子さん(Gt.Vo)が「CDJ!」と声かけし一曲目に披露したのはフェス定番曲『君と夏フェス』。
「これを待っていた!」と言わんばかりに会場は手拍子で応え、サビでは拳を上げて一体となって盛り上がります。
「終わらないでよ」と最後のフレーズを歌い上げ、ギターソロで締めくくると、続いてキーボードの軽やかな音色から『君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!』を披露。
2曲を終え宮崎さんは「CDJ!」と観客たちへ声かけしMCへ。
「人がすごい…!こんなにたくさん集まってくれるなんてホッとしてるしとってもうれしい」と感謝を伝えると「SHISHAMOは来年6月に活動終了を発表しているので、これが“ラストCDJ”になります」とコメントし「最初に出演したのは2013年。12年前で、当時は自分のギターがなくて軽音部の先生のギターを借りてステージに立ったのを覚えています」と初出演時の思い出を振り返りました。
「ラストのCDJ、一瞬一瞬かみしめて演奏したいなと思いますのできょうは最後までよろしくお願いします!」と意気込むと9月にリリースした新曲『運命と呼んでもいいですか』を披露。
しっとりとしたサウンドが会場を包み込み、美しいコーラスに会場からは拍手が送られました。歌い終えて「こんな景色が見れて本当にうれしいです。ありがとうございます!」と改めて感謝を伝えると「まだ半年ありまして、ライブもゴリゴリあります!きょうここで会えた皆さんにまた会えたらうれしいなと思います」とコメントしライブは後半戦へ。
ひずんだベースのサウンドが会場の空気感を一変させると疾走感溢れる『最高速度』を披露。ステージをロックなムード全開に塗り替えると、続いてギターのリフと4つ打ちのドラムから始まる『狙うは君のど真ん中』で盛り上がりをさらに加速させます。
そして、ボルテージの高まる会場に鳴ったのは「ジャカッ、ジャカッ」と聞き馴染みのあるギターのフレーズ。『NHK紅白歌合戦』でも披露され、その名を広く知らしめた『明日も』でさらなる一体感を生み出します。
一段と大きな手拍子が鳴るなかモニターに映し出されたのは満員の観客席に向かって演奏するSHISHAMOの後ろ姿。フェス常連のライブバンドの勇姿を届けるような演出で、デビュー当時からSHISHAMOを見届けてきた『COUNTDOWN JAPAN』との絆を感じさせました。
伸びやかなバンドサウンドが会場に響き渡ると、気づけば観客たちの振り上げる手の力強さも増し、演奏を終えると大きな歓声が。そして、ひと呼吸の静寂から“ラストCDJ”最後の一曲として披露されたのは『恋じゃなかったら』。
一瞬一瞬をかみしめるようなどこか切なげでエモーショナルなロックナンバーが会場を包み込みSHISHAMOの“ラストCDJ”は幕を下ろしました。
〈セットリスト〉
01. 君と夏フェス
02. 君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!
03. 運命と呼んでもいいですか
04. 最高速度
05. 狙うは君のど真ん中
06. 明日も
07. 恋じゃなかったら
