歌舞伎俳優の市川新之助さん(11)に、「めざまし8」がテレビ初の単独インタビュー。

小室瑛莉子キャスター:
めざまし8の小室と申します。よろしくお願いします。

八代目 市川新之助さん(11):
よろしくお願いします。

小室キャスター:
1人で受け答えるのはどうですか?緊張しないですか?

市川新之助さん:
父と一緒とか、あと父と姉とかと一緒にいたことが多々ありましたので、少し新鮮な気持ちもありますが、やはり緊張してますね。

初めての単独インタビューに緊張していると話す一方で、しっかりと受け答えする姿に大人の雰囲気が漂う市川新之助さん。

2024年10月5日、十三代目 市川團十郎さんと八代目 市川新之助さんは大阪の成田山不動尊を参拝。襲名披露興行の締めくくりとなる「十月大歌舞伎」を前に、親子そろって成功を祈願しました。
そんな大舞台を控えた新之助さんに今の胸の内を聞いてみると、父・團十郎さんの背中を追う、若き歌舞伎俳優の覚悟が垣間見えました。

「連獅子」に初挑戦

小室キャスター:
今お稽古はどのぐらい進んでるんですか?

市川新之助さん:
前半はほぼ終わったんですけど…結構終わりましたが、まだ音とか形とかが完璧にできていないので、そこら辺をやっていかないとなと思います。

「連獅子」稽古中の市川新之助さん

「十月大歌舞伎」では長い髪を振り回して舞う、「連獅子」に初挑戦。そのワケを聞くと…。

市川新之助さん:
やはり、お父さんの(演技を)見ててすごく格好いいと思ったので、僕もいつかやってみたいなって思って。お父さんがやったのが9歳って言ってたので、それでやりたいって言って、本格的にやり始めた感じです。

そして、初めて被るという大きなカツラについては。

市川新之助さん:
意外と軽いなと思いました。でも意外と軽くても、やっぱりずっと毛振ってるとどんどん重くなってくる。

ずっと振り回していると徐々に重くなっていくという大きなカツラに、父・團十郎さんからアドバイスもあったといいます。

市川新之助さん:
毛の振り方とかを前教えてもらいました。体で振るとか。首で振ったら首が明日振れなくなるから体で振れないといけないみたいなことは教えてくれました。

父親の背中を追い、歌舞伎俳優として一歩ずつ成長を続ける新之助さん。

歌舞伎以外での11歳の素顔は…

小室キャスター:
舞台と稽古以外の時間の使い方は?

市川新之助さん:
宿題とテスト勉強。あとはまあゲームとかですかね。

小室キャスター:
恥ずかしいかもしれないんですけど、気になってる子とかは…

市川新之助さん:
いません!

小室キャスター:
(答えるの)早いですね。

市川新之助さん:
いません。

小室キャスター:
男の子同士で遊ぶのが楽しい?

市川新之助さん:
ですね。

小室キャスター:
今、学校ではやっていることはありますか?

市川新之助さん:
はやっていることは、昼休みとかによく将棋やってる子を見かけます。友達がやってて、それで僕もやりたいと思ってやったんですけど、まだ将棋自体5回ぐらいしかやったことないんで、並べ方もまだわかんない初心者ですね。

歌舞伎だけではなく、学校生活や勉強など、めまぐるしい毎日を過ごす新之助さん。
11歳の若き歌舞伎俳優の今後の目標を聞いてみました。

小室キャスター:
今後挑戦したいことは?

市川新之助さん:
まだそれは多分決めてないですけれども、いつかは「勧進帳」をやりたいですね。

歌舞伎十八番の一つで、父・團十郎さんも襲名披露興行で演じた「勧進帳」。

小室キャスター:
どうして「勧進帳」に挑戦したい?

市川新之助さん:
歌舞伎十八番って言ったら「勧進帳」っていうイメージが皆さんの中で多分あると思うので、「勧進帳」をやらせていただきたいなって思ったことあります。


(『めざまし8』 2024年10月7日放送より)