<モト冬樹 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

「人生の最後に会いたい人に会えるなんて、面白い話だなぁ」と思ってドラマを見ていたら、オファーをいただいて。しかも、往年のロックスターという設定じゃないですか。「まさに、俺にピッタリの役だ」と感じて、すぐに出演を決めました。

今回は、髪を金色に染めているんだけど、これは僕からの提案なんです。ジミー中津川は、きっと年をとってもロックでいたいはずだから。でも、僕自身が髪を染めたのは、人生でほぼ初めてで…。髪へのダメージがすごく心配です。

―― 相島一之さんとのライブシーンの撮影はいかがでしたか?

ライブシーンの演技は、音楽経験のある人でないとリアリティが出ないんです。だから、オファーがあったとき、「相手役は誰なんだろう?」と気になっていました。

相島さんは、以前から音楽活動にも力を入れているとうかがって、俄然楽しみになりましたね。ライブシーンの撮影は、本当に楽しかったです。

――物語は「人生の分岐点」がテーマのひとつです。モトさんにも、そんな経験がありましたか?

もちろんあります。特にバンド活動は、売れるまでは心は一つでも、売れてからが難しかったり…。そういう分岐点では、何らかの「啓示」があるはずなんです。

僕は、その分岐点で「流される」のではなく、「流れに乗る」ことが大事だと感じています。それと、お金で選ぶのではなく、ワクワクするほうにいったほうが、間違いがないと思いますね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

やっぱり、僕と相島さんのセッション、ライブシーンは見てほしいですね。何より、僕が早く見たいもん(笑)。

それと、2人が対面する場面でも、音楽経験のある2人だからこそ生み出せる「間合い」みたいなものを感じてもらえればと思っています。演技は、リズム感が大事だと思うから。

でも、やっぱり一番見てほしいのは僕の金髪ですかね(笑)。