今年も残すところ、あと1カ月。そんな年の瀬の風物詩といえば…「年末ジャンボ宝くじ」。1等は前後賞合わせて10億円。売り場には、一獲千金を夢見る人たちが次々と訪れています。
そこで、『サン!シャイン』は、宝くじ売り場の取材歴20年以上、これまで13人の高額当せん者を取材し、狙い目の売り場も予想する名物記者・福田雅夫氏と、2008年、宝くじで6億円を的中。その経験から「開運コンサルタント」として活動している唱田照八氏のお二人に、高額当せんのコツや売り場の特徴を教えてもらいました。
宝くじ売り場の“聖地”
宝くじ売り場の“聖地”とまで言われているのが、銀座にある「西銀座チャンスセンター」。
中でも、混雑時には3時間以上の大行列ができることで知られるのが「1番窓口」です。
福田雅夫氏:
西銀座チャンスセンターの1番窓口に行列ができるきっかけは街頭インタビューでした。
1992年と言われているんですが、年末ジャンボの売り出し初日に街頭インタビューが西銀座チャンスセンターの前で行われていました。マイクを向けられた初老の男性が急に1番窓口を指して「あそこで買ったら1等が当たった」というふうに、それが全国にオンエアされて1番窓口が大人気になったということです。
高額当せんのトレンドは「バラ買い」
福田雅夫氏:
高額当せんしている人の最近のトレンドはバラ買いです。
昔はほとんどの人が連番を買われていたんですけど、今回の年末ジャンボですと1等が7億で前後賞が1億5000万円。2等が1億円。億が4本入ってます。
連番で買えば10億円当たるんですけども、バラで買えば億万長者になるチャンスが4倍になるってことなので、実際に売り場に聞くと(高額当せんが)バラから出たよっていう話をよく聞くので、実際に当てられている方もバラで買ってるんだと思います。
宝くじ当せん3つのコツ
2008年、リストラされた直後に6億円の高額当せんをしたという唱田氏が明かしてくれたのは、当せんするための3つのコツ。
唱田照八氏:
普段住んでる場所からちょっと遠くに行って、遠く行ってから3日目に買うと可能性があります。
(2008年)東京でシステムエンジニアの仕事をしてまして、ある日、福岡に出張があったんですね。出張行って東京に帰ってきたら、机が全部片付けられて「もう来なくていいよ」と言われたんです。
方位学というのがありまして、金運がいい日にもう一回同じ場所(出張先の福岡)に行ってやろうと思って、2泊して3日目のお昼くらいに(宝くじを)買いました。
唱田氏によると、方位学を参考に金運の上がる方位へ向かい、最も運気が上がるとされる“滞在3日目”に宝くじを購入。すると後日…。
唱田照八氏:
売り場に行って調べてもらいました。(販売員が)小さい声で「当たってますよ」って当たり券とメモ書きをもらいました。
(方位学では)移動距離と移動時間で(金運アップの)効果が高いと言われるので、(長距離を)行って帰ってくると必ず大きな変化があるので、それは当たりやすいタイミングにはなりますね。
犬とかネコが教えてくれるときがあるんです。
当てた当時、実家に住んでまして、コーギーを飼ってたんですけど、当たる前、飼ってたコーギーが、僕が初めて見る表情をしてたんですよ。不思議な顔でこっちを見ているというか。飼ってなくても、街中でネコがこっちを見ているとか、そういうことがヒントになるかもしれませんね。
さらに、日常生活の中で、まれに感じる“ささいな運の良さ”もヒントになるといいます。
唱田照八氏:
車運転される方だったら、「きょうは信号引っかからないな」とか、歩行者でも「なんか今日は信号ひっかからないな」とか。きょうはいい日と感じた日は運気が高まっているので、その日は当たりやすいですね。
年末ジャンボ“大河の法則”
年末ジャンボの販売は12月23日までですが、高額当せん者が出やすい売り場にもある特徴があるというのです。
福田雅夫氏:
年末ジャンボには「大河の法則」というのがあるんです。
翌年のNHKの大河ドラマのゆかりの場所から前年の年末ジャンボで1等が出るというのがその法則です。古くは『龍馬伝』が放送される前年に高知・京都・長崎から1等がでました。22年の翌年が『どうする家康』という大河ドラマだったんですけど、家康にゆかりがある名古屋市から1等が4本でました。
来年は『豊臣兄弟!』という豊臣秀吉と秀長の兄弟を描く大河ドラマなんですけど、秀吉・秀長が生まれた名古屋駅周辺の名駅前チャンスセンターがいいかなと思います。
それと、主人公の秀長を演じる仲野大賀さんが杉並区の阿佐ヶ谷出身です。阿佐ヶ谷にはすごく大当たりが出る阿佐ヶ谷チャンスセンターがありまして、私としてはすごく注目しています。
販売員の勝負飯
さらに、福田氏によると、高額当せんが出ている3つの売り場では、販売員もゲン担ぎで勝負飯を食べていたといいます。その勝負飯がこちら。
・西銀座チャンスセンター
「大角玉屋」いちご豆大福
「いち」に「大きな福」と書くので、縁起がいい
・有楽町大黒天宝くじ
「とんかつ まい泉」ヒレかつサンド(6切)
勝つ(かつ)の意味が込められている
・宝くじ御徒町駅前センター
「うさぎや」どらやき
うさぎは高く跳ねるところが縁起がよい
番組視聴者の方からも様々な“ゲン担ぎ”や宝くじにまつわるエピソードが寄せられました。
「購入後は北側のクローゼットに黄色の袋に入れ保管!1度5万円が当たり、家族でおいしいものを食べた」(50代)
「買った宝くじを天井ウラに置いておきます!必ず10万円以上当たります」(50代)
「『連番とバラを両方買え!』と知らないお年寄りに言われて買ったら10万円当せん」(30代)
「毎年孫にお年玉と一緒に宝くじを2枚ずつ入れて渡します。去年1万円と3000円が当たり、子供より親が喜んでました」(60代)
(『サン!シャイン』2025年12月1日放送より)
