奈美は、捜査状況を杏子に報告。精神的に追い詰められていた杏子は、カナは無事なのかと奈美に迫る。取り乱す杏子をなだめ捜査チームを信じるようにと進言する奈美。

奈美の言葉で冷静さを取り戻した杏子は、2人分の紅茶をいれて奈美と一緒に飲む。

杏子は奈美に、みんながディープフェイク映像を信じるなか、なぜねつ造だとわかったのかと尋ねる。奈美は、映像を初めて見たときの杏子の動揺から、ねつ造と確信したと答えた。

初めて会ったときから奈美に興味を持っていたことを明かす杏子。出会って以来、奈美がどんな事件を担当したかをすべて調べたという。そして、「厳しさの奥に深い思いやりがある」と言い、奈美への信頼を語った。

その“思いやり”という言葉に、奈美は何かをひらめく。

奈美(沢口靖子)はディープフェイクを仕掛けた黒幕を暴く!

清水に頼んでいたディープフェイク映像の解析結果を聞く奈美。ディープフェイクの元映像の一部は、官邸内部からの流出と判明。政府もしくは党内部の人間が関わっているとみられた。

奈美は、佐生を訪ね「ディープフェイクを仕掛けた犯人はあなただったんですね」と告げる。

奈美が清水に調べてもらったところ、杏子に関するディープフェイク映像のうち、不倫映像の元素材は官邸の内部資料が使用されていた。そのデータにはこの数日間、官邸内部からのアクセスログが頻繁にあったという。

同時多発的に起きたディープフェイク騒動のうち、不倫映像を仕掛けて拡散したのが佐生だと考えた奈美。そこまで詰められても佐生は動じず「私が何のためにそんなことをするのか」と問う。

奈美は佐生の策略が、カナの誘拐に関してマスコミや世間の目を遠ざけるための“スピン”だと指摘。記者会見の失敗も、佐生の計算通りだったと見破る。

佐生は不敵な笑みを浮かべて「証拠はない」と言いつつ「マスコミが総理の不倫に騒いでいるうちにカナさんを必ず見つけ出す」と奈美に協力を求める。奈美も、カナを救出したいという思いは同じだった。

山内は、卓と接触していたクジカンジが犯罪組織の個人口座のリストにあった久慈幹二(池内万作)と特定。早見はDICTメンバーに、久慈の行方を追って身柄確保することを命じる。

そのころ、久慈は、誰かから電話でカナについての報告を受けていて――。

相関図など、ドラマの基本情報はこちらをチェック!
【月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』公式サイト】

<最新放送回は、TVerFODで無料配信!>