認知症の進行を遅らせる新薬もあるが…大切なのは生活習慣の見直し!

新井先生は、認知症を遅らせることができる新薬も紹介。保険適用となったこれらの薬にはいわゆる「脳のゴミ」を減らす効果があるそうですが、アルツハイマー型認知症の初期の人や軽度認知障害の人にしか使えないといいます。

認知症を防ぐために大切なのは、日々の「バランスの良い食事」と「運動習慣」。新井先生は「バランスの良い食事を摂り、運動することで体内の循環が良くなり、新鮮な酸素が運ばれていって血管の老化を防げる=ゴミが溜まりにくくなる」と説明しました。

磯野さんが「週に1回ピラティスに行くだけでも効果はある?」と質問すると、新井先生は「いいと思う。汗をかく運動を週3回✕30分と推奨されるが、なかなかできない。例えば、通勤は体も動かすし、規則正しい生活になるのでテレワークよりはオススメ」と回答しました。

ほかにも「生活を楽しむ」「人と積極的に交流する」ことが認知症の予防につながるそうですが、そういった習慣を「ストレスを感じてまでやる必要はない」と新井先生。

磯野さんは「バードウォッチング」、キャシーさんは「キルト」という趣味を楽しみながら、人との交流も広がっていると打ち明けました。

また「糖尿病」「高血圧」「肥満」といった全身の血管がダメージを受ける生活習慣病をきちんと治療しておくことが必要だという新井先生の言葉に、キャシーさんは「肥満と言われるとドキッとするけれど、今、人生最後のダイエット中。先生の話を聞いて『今始めておいてよかった』と思ったし、みんなに迷惑をかけないようにしなきゃ」と笑顔で語りました。

2つの作業を同時進行する「デュアルタスク」も脳の活性化につながるそうですが、キャシーさんはデュアルタスクと運動を両立できる「家事」の効果に注目!

新井先生も「家事は何かをやりながら常に次のことを考えなければいけないので、とてもいい」と頷きつつ、「普段の家事に変化が出て戸惑うようになったら、初期症状かもしれないと疑ってほしい」と言い添えました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年11月7日放送より