100円ショップ大手「DAISO(ダイソー)」から生まれた新ブランド「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」。

100円から1500円のお手頃な価格帯で、洗練されたデザインの小物やインテリアなどを多数取り揃えていて、どの商品を見てもかなりの“高見え”。 

2021年の1号店オープンから4年で店舗数を約100倍に増やし、現在、全国のショッピングモールなどを中心に国内外あわせて211店舗を展開する超人気店に成長。

『サン!シャイン』は、「Standard Products」の人気の秘密や売れ筋アイテムを徹底取材してきました!

“ちょっといいのが、ずっといい。”生活に寄り添うアイテム

メイプル超合金・安藤なつさんが早速、店内へ。

安藤なつ:
ちょっと大人な雰囲気というか、色も発色がギラギラした感じじゃなくて。

大創産業 グローバル広報課 岩橋理恵さん:
実はあえて色数も絞りこんでおりまして、全体の色味・トーンバランスを整えてあるのでどれを手にしてもコーディネートしやすいというのがひとつの特徴になっています。

「Standard Products」の食器は和洋問わず使えるデザインで、“料理が映える”落ち着いたトーンのカラーリングが大きな特徴。

普通ならついている“あるもの”がないことで、とても便利だと大好評の食器も。

岩橋さん:
こちらよく食器の裏についている高台と言われる高さを出す部分、あれをあえて削って平らにしています。

通常、食器の裏についている「高台」とよばれる台をあえて削ることで、収納するときにコンパクトに重ねられるよう設計されているんです。

通常のお皿と比べてみると、一目瞭然!同じ枚数なのに、お皿1枚分低くなっているのが分かります。

岩橋さん:
「Standard Products」のコンセプトが『ちょっといいのが、ずっといい。』という、一見、結構シンプルなんですけど、使うと「こんなこだわりが詰まってたんだ」「こういうところが便利なんだ」という形で、使えば使うほど生活に寄り添ってくれるようなアイテムを集めています。

○○が濡れない折りたたみ傘

誰もが経験したことのあるお悩みを解決してくれる折りたたみ傘。

“片方に長い特殊な形状”によって、傘からはみ出して濡れてしまいがちだったリュックがすっぽり隠れるという優れモノ。

安藤なつ:
よく見つけましたねこれ。みんな思ってましたよ。
リュックびしょびしょだな…乾かすか…って。傘の形変えようって考えなかったな。

長い部分を前に持ってくれば、抱っこした子供を雨から守ることもでき…“大切な誰かと相合い傘…”なんて使い方も!?

面倒な接続・電源いらず 置くだけ○○

岩橋さん:
こちらの商品、何に使うかわかりますか?

安藤なつ:
え?なにこれ。スマホを…置く…

岩橋さん:
置くと…実はこちらスピーカーになります。

安藤なつ:
置くだけで?
スピーカーから音が流れてる。これってBluetoothかなんかつないで?

岩橋さん:
つないでないです。置くだけで。

安藤なつ:
なんで?どういうシステム?

プットスピーカー 1100円

こちらのスピーカー、音を拡張する特殊なICチップを内蔵。マイクと同じ要領で小さな音を拾い拡張しているので、ケーブルやBluetoothでつながなくても音が出る優れモノなんです。

人気の秘密は、こうしたアイデア商品だけではありません。

世界三大刃物産地の包丁をお手頃な価格で!

売られているのは、世界三大刃物産地のひとつ、岐阜県関市で熟練の職人によって一本一本手作業で作られた包丁。通常、数千円から1万円ほどのものが多い中…。

安藤なつ:
1000円って書いてますよ。偽物?

岩橋さん:
まぎれもなく本物でございます。

安藤なつ:
なんでお安くできるんですか?

岩橋さん:
発注するタイミングを閑散期に合わせたり、ご家庭で使うときに遜色ないくらいまで刃物を薄く削ることで1000円というのを実現させていただいています。

「切れ味にはこだわる」という安藤さんも驚きの切れ味!

日本各地の伝統産業が生んだ名品をお手頃な価格でゲットできるのも人気の秘密の一つなんです。

岩橋さん:
後継者不足に悩んでいる方々もいらっしゃって、私どもがその地域の伝統・技術の良さを発信する役割を担って、地域産業の活性化に貢献できたらと考えています。

最強バイヤー集団

「Standard Products」では店内のレイアウトにもこだわり、商品を魅力的に見せるディスプレーも大きな特徴。

この日の開店前…何やら店内に集まって話している人たちが。

岩橋さん:
弊社のバイヤーと店舗の責任者・関係者たちが集まって、各バイヤーが今打ち出したい商品の特徴・売り場の陳列の仕方っていうのを国内外、全店舗に配信してその特徴を伝えてます。

この日は、発売前の「酒粕エキス」を使用した基礎化粧品の売り場での陳列について、開発担当のバイヤーが自ら店舗担当者にプレゼン。

大創産業 グローバル商品本部 バイヤー 中村めぐみさん:
売り場の作り方なんですけど、「しっとり」と「さっぱり」の2つシリーズがございますので、「しっとり」と「さっぱり」とシリーズで分けてください。

来店客が混乱しないよう化粧品を分け、さらに、タオルやフェイスマスクなどと一緒にすることで、相乗的な売上アップを図ります。

岩橋さん:
どれだけ良い商品を開発しても、現場の方が展開してくれなければお客さまのもとには届かないので。いかに現場の方に良さを伝えるかということにバイヤーは重きを置いてプレゼンしています。

バイヤー 中村さん:
日々いろんなところを見て勉強して、いいなと思ったものはすぐ取り込んで、新しいものを常に取り込んでいこうという形で全バイヤー取り組んでいます。

(『サン!シャイン』2025年9月22日放送より)