親目線で見えてくる新たな魅力

そんな、わたしのハートを撃ちまくってくれるかわいい『フルハウス』なので、正直息子を出産するまでは、「かわいい」が第一で観ていました。


でも自分が親になり、親目線で観たとき、こんなにも素敵なお話だったんだと、さらなる魅力に気づくことができました。

パパの言葉や、こどもたちへの眼差しに無性の愛を感じて、何度涙したことか!
 

家族の絆を感じる感動のシーン

だいすきなセリフやシーンはたくさんありますが、まだ観たことがないという方のために、シーズン1の第一話のなかから、わたしのだいすきなシーンを。

ジェシーとジョーイが引っ越してきたことによって、1人部屋だった子供部屋が、妹ステファニーとの2人部屋になってしまったD.J.が、ふてくされてガレージに住もうとするシーン。

部屋に戻りなさいと言っても聞かないD.J.に、パパが落ち着いて気持ちを寄り添い話すシーンに、胸がギュッとなります。
ママがいなくなって寂しいんだよねと、パパも寂しいよと。

でもパパもいるし、みんなもいるよと話したあと、「お前が決めてくれ。部屋に戻るか、全員でガレージに住むか。」と聞くのです。


一見ふざけた提案にも思えるけれど、ひとりじゃないよと、いつでもどんなときでもみんな一緒だよというパパの愛が感じられて、ぽろりと涙がこぼれます。

…と思ったらまたすぐに笑わせてくれるタナー家が、愛おしくてたまらなくなります。
 

「家族」の本当の意味

共感したり、わたしもこんなふうに伝えられたらなと学ばせてもらう瞬間もたくさんある『フルハウス』。

血のつながりだけではなく、みんなで助け合い過ごすことが「家族」であると、あらためて感じさせてくれるこのドラマは、これからもわたしのミューズのひとつであり続けると思います。