薮宏太さんと橋本良亮さんが共演の喜びを明かしました。

2人が共演するミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』は、作詞家ティム・ライスと、作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが初めてタッグを組んだ作品。

旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、波乱に満ちたジョセフの人生が全編楽曲で綴られます。

めざましmediaは、初演に引き続き主人公のジョセフを演じる薮宏太(Hey! Sɑy! JUMP)さんと、エジプト国王・ファラオを演じる新キャストの橋本良亮(A.B.C-Z)さんにインタビュー。共演にあたっての心境やミュージカルの魅力などを聞きました。

薮宏太「歌に説得力をもたせること」が再演の課題

――まずは再演が決まったときの心境から聞かせてください。

薮:2022年の公演を終えたとき、僕の中に「またやりたい」という気持ちが残っていましたし、プロデューサーさんとも「必ずやりましょう!」という会話をしていたので、4年の月日を経てようやく実現できたことが嬉しいです。

――2020年の上演予定がコロナの影響で中止となり、2022年に改めて幕を開けることができました。初演からの4年間、薮さんの中でこの作品はどのように存在していましたか?

薮:2020年は通し稽古や衣裳つき稽古をやって、セットも建て込み済み。あとはお客様に観ていただくだけという状態だったのに全公演中止になってしまって。結果的に、2022年の公演はさらにブラッシュアップした状態で臨むことができた作品でした。

作品によっては期間が空くと曲やフレーズを思い出せないものもありますが、ジョセフを再び演じることになって、楽譜を見返し、当時の録音を聴いてみたら全部覚えていたんです。それくらい自分の中に残っている作品なんだと実感しました。

ジョセフ役の薮宏太

――初演で苦労したことや大変だったことがあれば教えてください。

薮:このミュージカルはバラードからロック、ポップスまで揃っている。一つの作品でここまで曲の振り幅があるのは珍しいので、その楽曲を歌いこなすことが大変でした。

そして、歌詞に「レッド、イエロー、ブルー…」とたくさんの色が盛り込まれていて、すべて英語。「クリムゾン」とかめったに口にすることのない色だし(笑)、順番が覚えられずに初演では歌詞を色で区別して貼ってもらい、暗記したことを覚えています。

――お芝居のほうで印象的だったことは?

薮:僕が演じるジョセフは、父親から贔屓(ひいき)され、そのことに嫉妬した兄弟たちに奴隷として売り飛ばされた挙句、監獄に入れられ、そこから這い上がっていくという過程が描かれます。

通常、会話によって進んでいく物語がすべて歌によって紡がれるので、心情の変化は歌でしか表現できない。かなり大変な作業でしたが、やりがいはすごくありました。

――初演をふまえてブラッシュアップさせたいのはどんなところですか?

薮:今回は、歌にもっと説得力をもたせることが課題だと思っています。そのためにも、ジョセフの心情をより深く掘り下げて臨みたいです。