野呂佳代さんが、『ザ・ノンフィクション「父と息子の屋台ラーメン~令和の赤ちょうちん物語~」』(6月7日(日)14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
令和の路上から消えてしまった屋台のラーメン。今もそれを受け継ぎ、一杯800円のラーメンに小さな幸せを込めて提供する家族がいます。 夜になると、埼玉・大宮の繁華街の片隅に灯る赤ちょうちん。今どき珍しいその屋台を切り盛りする、愛情たっぷりの家族の物語です。
ナレーション収録後、野呂さんにインタビュー。屋台を受け継ぐ一家について、出演中のドラマでの役柄や自身の家族を振り返っての思い、最近ハマっている「ほっとする味」についても聞きました。
余裕はない。それでも家族は「屋台が好き」と背中を押した
店を切り盛りするのは、貴雄さん(40)。かつてはタクシー運転手をしていましたが、1年前、父の死をきっかけに仕事を辞め、父が守ってきた屋台ラーメンを受け継ぎました。47年にわたり上野駅や東京駅で屋台を引き続けた父は"伝説の職人"と呼ばれた存在。その父が言った最期の言葉が「屋台ラーメンを継がないか」。息子が父の味を受け継ごうと心に決めた瞬間でした。
しかし、現実は甘くありません。営業は深夜に及び、帰宅は朝4時近く。妻と3人の子どもの5人家族の生活は余裕があるとは言えず、家族と過ごす時間も限られています。「自分の選択は正しかったのか」と自問する日々。それでも家族は「屋台が好きだから」と背中を押してくれます。今では、祖父の味に憧れる長男も店を手伝ってくれています。
高校受験を控える長男。屋台を手伝う合間に常連客に勉強を教わりながら、自分の夢をかなえようとしています。父・貴雄さんもまた、屋台の灯りをこの先どうつないでいくのか、思いを巡らせていました。
親子3代にわたり屋台ラーメンを守り、味を受け継いでいく家族と常連客たちの、心の交流の物語です。
