タレントの山崎怜奈さんが2026年7月30日に、自身がパーソナリティを務めるTOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」で第1子を妊娠したことを報告しました。

山崎怜奈 第1子妊娠を発表

第1子妊娠を発表した山崎怜奈

2022年に乃木坂46を卒業後、ラジオパーソナリティ、テレビの情報番組や教育番組への出演、エッセイやコラム執筆など多方面で活躍している山崎怜奈さん。この日、自身がパーソナリティを務めるTOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」の番組終盤で、「私事で大変恐縮なのですが、私は今、新しい命を授かっております」と話し、第1子を妊娠したことを発表しました。

発表の経緯について、「週に4日毎日この番組の生放送でお届けしていることをはじめとして、いくつかのレギュラー番組をお休みさせていただく予定が立っているので、その前に今後もし体調を崩したりなんてことがあった場合に、事実と異なるご心配や臆測を立ててしまうのはよくないと思い公表にいたりました」と明かし、今後については、「いったん秋ごろから、数カ月お休みをいただく予定」としました。

続けて山崎さんは、「年明けくらいからレベルアップして戻ってこられるように本当頑張るのみって感じなのでよろしくお願いします」と力強く話しました。

また、今回の妊娠の発表以外の事に関しては、「皆様にお話ししたいことが整い次第、自分の責任が持てる言葉で、自分の体調がいい時に、自分が安心できるタイミングでお伝えする」とのことです。そして、「事前許可のない取材や撮影、憶測で執筆した記事の掲載、事実とは異なる情報の流布はくれぐれもおやめいただきますようお願い申し上げます」と注意喚起しました。

山崎怜奈 制度や申請に四苦八苦「世の中のお母さんたち全員尊敬」

めざましmediaは山崎さんに、現在の心境や、妊娠・出産への思いについてインタビュー。
さらに理想の母親像や、今後のライフプランなどについても伺いました。

――妊娠おめでとうございます。体調はいかがでしょうか?

おかげさまで、ずっと元気です。あまり大きく体調を崩すこともなく、お仕事させていただいてる状況が続いて、今に至ります。

――率直に今のお気持ちを教えてください。

これまでは流産など体調面で何があるか分からない、安心はできない状況でしたし、公表していなかったことで、体形は如実に変化しているのに隠さなければいけないことに神経質になっていた部分があったので、そこが1つ外れるだけでも、ちょっと安心しています。

――妊娠がわかった時のお気持ちを教えてください。

何歳までにどうしたい、といった人生設計や理想なども細かく立てていないので、びっくりしました。

びっくりした後、すぐにスケジュールを確認しました(笑)。
連載のファッション系のスチールを半年に1回まとめて撮っていただいているのですが、次は何月で体形的に衣装選びが難しくなるかもしれないので相談しようとか。そういった仕事のことを真っ先に考えるために、一旦カレンダーを見ました。

――最初はびっくりしたけれど、すぐに冷静になられたんですね。

元々PMS(月経前症候群)がひどく婦人科に通っていて、エッセイの連載にもピルの話を書いたりしていたので、体の変化には敏感な方ではあったのですが、いざ自分の身に降りかかると結構冷静になるなと思いました。

――妊娠後、新たに感じたことがありましたら教えてください。

世の中のお母さん、みんなすごい!と、改めて尊敬しました。
自分の母親も働きながら妊娠、出産、育児をやってきているので、当然大変だということは漠然と思っていましたが、いざ妊娠してみると、ホルモンバランスや血液量が通常とは異なるので、特に夏は暑いとかバテるのが早いとか、物理的にどう変わるのかを全然分かっていなかったなと、すごく思いました。
他にも、体のマイナートラブルがこんなにあるんだと。想像やSNSで流れてくる情報だけでは拾いきれていなかった、色々な現実を見ています。

あと自治体の助成金など制度面を理解するのが難しいなと思いました。自分が住んでいる地域の役所に行って、一から丁寧に教えていただいたので、この壁をみんな乗り越えてこられたのかなと思うと、本当に世の中のお母さんに頭が下がりますね。

――確かに、妊娠時にした方がいい申請や制度など、難しいことが多いですよね。

難しいことばかりですよね。
国民健康保険料や国民年金保険料、妊娠時に申請しないともらえない支援金や、出産後何年以内に申請しないといけないものなど無限にあります。
国、都、自治体などに支援してもらえるのはすごくありがたいですが、制度がいっぱいありすぎて、自分から情報を取りに行かないと難しいということが分かったので、報道番組・情報番組に関わらせていただいている身としても、今すごく勉強になっています。

資料も膨大にあって、全体的に案内が紙だったりするので、バラバラにならないようにファイルにまとめて、チェックシートを作成しました。領収書も、産後に申請するために管理しています。ただ、本当にこういう制度や申請が苦手なので、四苦八苦していますね。

こういったことを全部乗り越えながら、体のマイナートラブルも全部受け止めながらやっているお母さんたちを、全員尊敬します。

――普段の勉強とはまた全然違いますか?

座学とは全然違いますが、妊娠出産の件のみならず普段から学んで損なことはないと思っているので、頑張ってやっていこうという気持ちで今この状況も思っています。

芸能の仕事をしている、発信者側の立場にあるということを抜きにしても、あらゆる経験が全部力になっている感じもしますし、発信するお仕事をしているからこそ、そういう経験が大変だったとしても、糧になる瞬間が出てくると思っています。なので、身に起こっている、経験したことのない全てのことが怖くもありますが、興味深くもあります。

――出産については、今どんな心境ですか?

まだ漠然としています。経験していないですし、本を読むことが好きで、出産や妊娠とかに対する本もいくつか読みましたが、全員、千差万別ですよね。
切迫早産や、無痛分娩を選んだけれど緊急帝王切開になった人もいる。私の母親も緊急帝王切開を経験した人なので、正直今もどうなるかわからないなと思っています。

――お腹にいるお子さんに対して、今どんな思いを持たれていますか?

定期検診で様子をうかがうたびに緊張するのですが、ここまで何事もなく成長していて感謝しかないです。母として堂々と構えておくつもりなので、どうかこのまま出てきていただけたらという気持ちでいます。

――母になることをどう捉えていますか?理想の母親像はありますか?

知らないことしかないので、ゼロから勉強だなと思っています。
自分の母親を見ていると、仕事もしかり家庭もしかり、できるだけやりたいことを諦めずにやってきている母だなと、すごく尊敬しています。
子供の手が離れてから趣味が充実していたり、より良い形で働けるように職場を変えたりとアグレッシブで、その姿を見ていると、何歳からでもできないことはないと思わせてくれます。
ですので、自分自身に対しても子供に対しても、あまり何かを制限したり、既存の価値観に執着したりはしないようにしていきたいなと思います。

あと、今も自治体の方や病院の先生にたくさん助けていただいているので、人に助けてもらったり支えてもらったりすることに感謝しながら、それを自分から拒むようなこと、何でも自分でできると自分から壁を作るようなことはしないように気をつけようと思っています。

――妊娠したことについて、なぜご自身のラジオ『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』で発表しようと思われましたか?

ラジオは、一番純度の高い自分の言葉で、誰にも編集されることなく、自分の口から出たものをすべて等身大で話してきた場所ですし、温度感が伝わると思いました。
長年、音声メディアだからこそ伝わる人間味や温度感を一番信じてやってきたところがあるので、自分のラジオ番組でお話する機会をいただけるのであれば、その方がいいと思いました。

――世間や周囲の反応に、不安や迷いを感じることはありますか?

そうですね。どう受け取られるのか分からないところがありますが、10代の頃からお仕事をしているので、特に昔から応援してくださっている方は本当に驚くと思います。
驚かせてしまうのは申し訳ないのですが、育っていく胎児を目の前にして、今更私がどう思ってもやるしかないので、頑張ろうという気持ちです。

――いま29歳という年齢を迎えて、妊娠・出産を控え、これからのキャリアやライフプランはどのように考えていますか?

元々すごく強い夢がある、目標があるというタイプではなく、その時、その時に起きたことが全てだと思って、その瞬間を頑張るタイプなので、未だにどうなるか分からないところはあります。

ただ振り返ってみると、やっぱりすごく人に恵まれているなと思うので、引き続きお世話になっている方々に感謝しながら、目の前のことを丁寧にやっていこうと思っています。
その上で自分がどう楽しんで、面白がっていくか。
そしてその姿を応援してくださる方にまた楽しんでいただけたら、一番芸能のお仕事をしている意味があるんじゃないのかなと思います。

――これからの生活の中で、自分の考え・スタイルを貫くうえで意識していることや、大切にしたいスタンスはありますか?

正直でいることは大切にしています。
生放送のラジオの仕事が軸になっていたり、エッセイの連載があったりや本を出したりと、自分の言葉をつづる機会が多い分、どんなに頑張っても嘘をつけないと思うんです。

なので、潔く正直にいて、自分らしさが何なのかは良く分からないですが、無理をせず、等身大でいることだけは大事にしたいなと思っています。

また、何が起きても最終的にあれが正解だった、いい経験だったと思えるように行動していこうと思っているので、これからもそのモチベーションでいけるようにしていきたいです。

これまでも小学校の頃に不登校だったことの話を文章に書いたり、取材を受けたりしたことで、親御さんからすごく嬉しいお手紙をいただいたりしたので、自分の身に起きたことを誰かのために繋げていけるように、前向きにやっていくという気概ではあります。

――最後に、これからのマタニティライフや出産に向けて、いま一番楽しみにしていることを教えてください。

元々、色々なことを勉強して知識をつけることは好きなので、今も毎日たくさんの情報が自分の中に入ってきていて、それはある意味 少し楽しんでいるところはあります。

自分の肉体や感情のこと、制度や必要な物、便利な物など、ありとあらゆるところに知らなかったことがあって、これまでの人生で経てきていないことが無限にある、いっぱい開拓していかなきゃいけないところがありますが、それが逆に面白いなと思っています。

もちろん大変な部分もたくさんありますし、体調面でも不安なことがないと言えば嘘になりますが、
現時点でもすでに近しい間柄で妊娠、出産を経験された方から「お下がり、何あげられるよ」とか「この制度は申請した方がいいよ」と、色々教えていただいているので、私がつまずいたところなどを、また次の誰かに受け継げたらいいなと思っています。

山崎怜奈
1997年生まれ、東京都江戸川区出身、慶應義塾大学卒業。
2013年に乃木坂46の2期生として加入し、2022年7月に卒業。2020年から「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(TOKYO FM)のパーソナリティを務めるほか、テレビの情報番組や教育番組への出演、エッセイやコラム執筆など多方面で活躍。著書に『歴史のじかん』(幻冬舎)や最新刊『すべては果てしない賭け』(角川春樹事務所)が発売中。