深夜、なつ美が目を覚ますと、隣に寝ていたはずの瀧昌がいなくなっていた。

縁側にいた瀧昌は、なつ美は他の人と結婚したほうが幸せだったのではと心の内を語る。

そんな瀧昌の思いを聞いたなつ美は「瀧昌様と結婚してる『今』しか考えられません」と伝え、意を決して両親が亡くなった時の話を聞かせてほしいと頼み込んだ。

父が夜間演習中の事故で亡くなったと聞けば、なつ美は自分の帰りを待つのが不安になるだろう。そう考えた瀧昌は父の死因については語らず、そこからの顛末について話をする。

瀧昌(本田響矢)の“過去”を聞き怒り出すなつ美(芳根京子)

瀧昌が14歳の時に父が亡くなり、もともと病弱だった母も2ヵ月後に他界。瀧昌は父の親戚に引き取られるが、その家で散々な扱いを受ける。

柴原中佐の手紙により、父の遺族年金を親戚が横取りしていることを知った瀧昌は、その家にあった家具や壺などを壊し、この街まで歩いてきたのだった。

その話を聞いたなつ美は肩を震わせ、泣きだす…かと思いきや猛烈に怒りだす。その様子を見た瀧昌は「誰かが怒ってくれると、こんなにスッキリするんですね」と笑顔に。

流星群の夜空の下、瀧昌の横顔を見つめながら、なつ美は「この人の帰る場所になる」と強く決意した。

翌朝、なつ美たちはふゆ子が持ってきた団子を食べようとするが、1本しか残っていなかった。半分ずつ食べることにするも、どう食べれば良いのか思案する。

それぞれの脳内で「あーん」で食べる光景を思い浮かべるが、相手に否定されると思って互いに言い出せない。結局、串から外して食べることに。

その後、なつ美は出立する瀧昌を笑顔で見送る。

少し歩いて振り返り「申し訳ないのでもう家の中に戻ってください」と伝える瀧昌。一度は門の中へ入るが、すぐに引き返して改めて瀧昌を見送るなつ美。

振り返った瀧昌と目が合い、2人は笑い合う。

それから数週間。道で出くわした潤子から艦が沈んだと聞いたなつ美は顔色が変わり…。

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