テレビアニメ『謎解きはディナーのあとで』で声優を担当する宮野真守さんが、共演する花澤香菜さんと梶裕貴さんとのアフレコエピソードを語りました。

現在「ノイタミナ」枠で放送中のテレビアニメ『謎解きはディナーのあとで』は、国立署の新米刑事ながら世界的に有名な「宝生グループ」の令嬢・宝生麗子、「風祭モータース」の御曹司である風祭警部、麗子の執事兼運転手であり鋭い推理力と毒舌を持ち合わせた影山が繰り広げる“令嬢刑事×毒舌執事の本格ミステリ”です。

本作で、麗子の上司・風祭警部の声優を担当する宮野さんにインタビュー。今回のアニメ化や風祭を演じることになった心境、宮野さんから見た麗子や影山の魅力、ミステリー作品を楽しむときに重要視するポイントなどを聞きました。

※取材は初回放送前に行われました。

宮野真守 人気作『謎解きはディナーのあとで』のアニメ化に「面白い」

──今回『謎解きはディナーのあとで』がアニメ化すると聞いた際の心境を聞かせてください。

『謎解きはディナーのあとで』はドラマ化もされている人気作で、みんなが知っている名作というイメージです。そんな名作の、時を経てのアニメ化だったので、面白いなと思いました。

──どんなところが作品の魅力だと感じていますか?

今回のアニメでは1話で一つの話を見せるのではなくて、話数をしっかり使って見せる構成になっているんですよね。それが面白いなと思っていて。30分で事件を見せるって難しいと思うけど、長すぎると疲れるし、短すぎても物足りないしというところで、1話半を使うって今までなかったな、と。

事件の解決と、さらに次の事件が起こってどうなるんだというワクワクが常に来る構成が魅力だなと思います。

あとは、風祭の推理がデタラメすぎるというのがまたいい(笑)。事件を早く解決したいがためにデタラメな推理をして、でもそれによって発見されることがあって。

あまりにデタラメだから視聴者も考えると思うんです。「風祭が言うことはめちゃくちゃだ」と思うと同時に「じゃあ本来はどうなんだろう」って。その構造が面白いですし、結果影山がサッとクールにさらっていってくれるのが気持ちいいですよね。