今日の和平の行き先は、日本遺産に指定されている古寺。丁寧にアピールの協力を依頼する、誠実な仕事ぶり。

そうして寺を去る彼に、1台の車が近づく。

乗っていたのは鎌倉市長の伊佐山良子(柴田理恵)。「近々お話ししたいことがあるので、食事でもいかがですか?」と意味深に微笑まれ、和平は嫌な予感を感じながらも車を見送った。

千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)はそれぞれの“原動力”の話に

その日の夜。連れ立って居酒屋で肩を並べる、千明と和平。夕方、ちょうど千明に連絡しようとした和平のスマホに、千明から飲みの誘いが届いたのだ。

かかりつけ医を見つけたことがきっかけで前向きになったこと、そして自分の原動力は“怒り”であり、さらに“肯定”が合わさることで力が湧き出るのだと話す千明は、代表作を作りたいと意気込む。

続いて千明は、和平の原動力を分析。和平の原動力は“困り”ではないか、という千明の分析に、苦笑しながらも頷く和平。

無理難題を押しつけられ、板挟みになり…そういった“困り”。今まさに彼の手元には、田所からの困りごとが1件、さらに嫌な予感が2件あった。

田所から押し付けられた厄介事とは、その名も「日本遺産問題」。鎌倉には日本遺産がたくさんあるが、何もしなくても観光客が来るため、アピールする必要がなかった。

しかし、それなら認定を取り消すと言われてしまったという。そのため、予算もないのにアピールしないといけない羽目に。ぼやきながらも楽しそうな和平に、微笑む千明。

「予感の2件は何なんですか?」と彼女が尋ねると、1つは市長からの意味深な誘い。そしてもう1つは、未亡人の律子。

これまでも未亡人には振り回されてきた和平だけに、千明は大笑い。そして話は、先日の朝食の席で話題になった「長倉和平エロ本号泣事件」へと移り変わっていき、夜は更けていく。

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