人事部長の平田美和(鈴木保奈美)から労基の調査に関する報告を受けた常務取締役・里井嘉久(小日向文世)は、記録をつけずに残業をさせている部署があることを問題視した。

それを受け、真野は人見と記録をつけずに残業していると指摘された商品企画部へ。企画チームリーダー・植木奈緒子(珠城りょう)に会いに行く。

隠れ残業をする商品企画部・植木(珠城りょう)の応援に回る人見(松田元太)

植木は、日の出鉛筆の看板商品であるボールペン「シルキーボール」リニューアル案の社内コンペを控え、自らの意思で勤怠をつけずにサービス残業をしていた。

自分の案が採用されるかどうかの瀬戸際だから人事のほうで何とか対応してほしいと主張する植木は、真野の言葉に耳を貸さない。

さらに、持ち出し禁止の会社PCを持ち帰り、社外で隠れ残業をしていた。

隠れ残業をする植木を追いかけ、話を聞いた人見は、彼女がシルキーボールに特別な思いを抱いていることを知る。

そもそもシルキーボールは、植木が先輩社員と2人で企画したものだった。

その先輩が妊娠で退職したあとは植木が引き継いだが、彼女が知らないところでデザインが変更され、そのデザインを提案した国枝大輝(渡辺邦斗)がシルキーボールも開発したことになってしまったのだ。

シルキーボールを取り戻したいという植木の思いを知った人見は、彼女を応援する立場に回ることに。