生原稿読みの舞台裏、応援VTRを寄せたハライチ・澤部佑さんとの思い出、さらに、ソロになってからの1年について聞きました。

──生原稿読みは緊張しているように見えましたが、いかがでしたか?

すごく緊張しましたし、しびれました。自分が出ている映画『知らないカノジョ』を紹介する原稿を読みましたが、フロアディレクターの方のキュー(合図)を勘違いしてしまって、フライングして読んじゃいましたね。

そのミスを挽回するためにちょっと原稿をアレンジしてみたのですが、それもなんだか“生感”があって楽しかったな、と。

生放送ほど面白いことはないですよね。収録とは違って、チャンスは1回しかないですから。頭の中で伝えたいことをフル回転させて発信していく感覚で、自分の細胞が最も活発になっている瞬間かもしれません。

原稿読みと言えば、アナウンサーの皆さんの技術力がすごいなと改めて感じました。特に、原田(葵)アナはアイドル時代に1度番組で共演したことがあったのですが、いまや立派なアナウンサーになられていて。すごくカッコよかったです。

──応援VTRには、ハライチの澤部佑さんが登場しました。

まさかべーさん(澤部さん)からメッセージをもらえるとは思っていなかったから、すっごくうれしかったです!

ただ、僕とのエピソードとして、べーさんの家にお邪魔したときに僕がバラの花束を持って行って、それに驚いたっていう話をしていましたけど、いろんなところで話しすぎなんですよね。

そんなに強烈だったのかな。僕としては何もカッコつけているわけではなくて、ただ仲良くなった方へのマナーとして花束を持って行っただけなんですけど。

その日お鍋を食べて、奥さまが熱々のおじやを作ってくださって。それをべーさんがよそって手渡してくれたんですけど、僕の左手におじやをこぼして、やけどしたんですよ。僕からすると、バラの花束よりもやけどの思い出です(笑)。

中島健人“ソロ”の始まりは映画の撮影で「いいスタートダッシュが切れた」

──2024年3月いっぱいでグループを卒業して約1年経ちました。どのような1年でしたか?

本当にたくさんの方に支えていただきながら走ってきた1年でした。キタニタツヤさん、三木孝浩監督、miletさんのように、僕の持っているアイデアを広げてくださる刺激的な方ともたくさん出会えましたしね。

実は、『知らないカノジョ』の撮影からこの1年は始まっているんです。新しい人生のスタートに映画があったということが、一つの救いで。「ここからどうしていこうか」「何をどう頑張ろうか」というタイミングで映画の撮影ができたことで、いいスタートダッシュが切れたかな、と。

そこから音楽活動のほうも本当にいろいろな挑戦ができています。自分の中でくすぶり続けていた“やりたいこと”が全力で実現できているから、「生きてるんだ」と実感しています。

僕、何事も全力でやりたいんです。もちろんつらいことも、大変なこともあるとは思うけど、それは全部“楽しい”という道を歩んでいるなかの寄り道であってほしくて。そういう生き方ができているので、心身ともに健康に過ごせているし、このあとの道にも自信が持てるようになりました。

──最後に、エンタメプレゼンターの次回以降への意気込みをお願いします。

とにかく『めざましテレビ』愛を爆発させて、原稿読みをより楽しんで、『きょうのわんこ』終わりのコメントをもっとチャーミングに対応したいと思っています。ぜひご覧ください。