2月10日から日本では3連休が始まりましたが、中国でも春節の大型連休がスタート。中国政府によると、過去最多となるのべ90億人が移動すると予測されています。日本への中国人団体旅行客の“爆買い”が復活されるかと思いきや、今年は“体験”型の観光にも注目が集まっています。
例年とは異なる爆買いの新たな傾向
人気観光地である東京・浅草では、上海から来た女性はブランド品や化粧品など2日間で200万円使ったということで、爆買いは健在でした。
ただ、東京・銀座の中古ブランド品などを扱うお店の店主によると新たな傾向が…。
ブランドオフ銀座本店・駒田武店長:(団体でなく)家族で来店される方が多い。1点いいものを(選んで)買われていく印象がありますね。
“爆買い”というよりも、高級品を1点買いする傾向が今年の春節は強いようです。
日本での過ごし方は“体験”が重要視
そんな変化が見られる今年の春節は新たに“体験”が日本旅行のキーワードに仲間入り。
今、中国の若者の間では着物姿で街歩きが人気で、着物をレンタルして観光する人が増えています。
他にも、6歳の男の子は地元にはないという金魚すくいを体験。さらに、キッザニアで調理体験も楽しんだようです。
母親:買い物は香港でもできるので。こういう体験は買い物よりいい。
団体旅行客よりも個人での旅行客が増加
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに今年の春節の変化について詳しく聞きました。
鳥海高太朗氏:
今回、全体的に中華圏から日本に来られている方の多くが、個人旅行のスタイルで日本を訪れている状況になっています。団体旅行客よりも個人旅行客、それも、すでに日本も何回も訪れている個人の富裕層が今回の春節でも多く訪れているという状況になります。
鳥海高太朗氏:
旅行全体の本質の部分でお金をかけている人たちが増えてきているという状況にあります。
やはり個人旅行が中心になってきた中で、SNSやインターネットを通じて自分のいきたいところが明確に決めて出かけている。しっかり自分自身を楽しもうというそういったところの、「体験型」というのが非常に好まれている現状があります。
ーー訪れる観光地に変化は?
鳥海高太朗氏:
東京・大阪・京都・北海道、こういった定番の観光地も人気でしたが、例えば、アニメの聖地で鎌倉の江ノ電に乗るなど、SNSで伝わってきた場所が人気急上昇するといった場所が出てきている状況です。
今日本に来ている中華圏の観光客は日本のリピーターで、すでに2回以上、5回、10回以上と来ている人がいる中で、定番観光地だけでなく、日本の地方で魅力的な場所を精力的に訪れる、そういった流れができつつあります。
今年の春節は団体客よりも個人で楽しむ人が増え、以前ほどの爆買いよりも自分のための体験にお金をかける傾向が高くなっているようです。
(2024年2月12日(月)『めざましテレビ』より)