宮﨑あおい「私より長生きしそうな人に処分してほしい」手元に残しつつも、「今思うと恥ずかしい」青春の遺産

12月1日（日）14時～『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル

めざましmedia編集部

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収録を終えた宮﨑さんにインタビュー。今回の映像を見て、前回までと物語の印象が変わったと言います。また、宮﨑さん自身の日記にまつわるエピソードも教えてくれました。最終的に“あること”を決めているそうで…。

――2話まで収録した時点では「どう言葉にしていいものか分からない」と話していましたが、3話を見ての感想はいかがですか？

前回までは客観的に見ていたところもありますが、今回は陽介ギフレさんをはじめ、皆さんの感情の流れがより見えてきて、自分のなかにまた違う視点が生まれ、共感する部分もありました。

お母さんが、幼い陽介ギフレさんを連れてスペインから日本に帰りたいと思った理由、帰国を選択したお父さんの葛藤…皆それぞれ悩みを抱える親であり、人間であるということを感じました。

また今回、陽介ギフレさんがスペインを訪れ、お父さんが周りからどれだけリスペクトされていたかを目の当たりにしたことで、私自身もお父さんのことをより深く知ることができたと思います。お父さんの活躍に触れて心が動く陽介ギフレさんを見て、お2人に対しての印象や、この物語への見方が大きく変わりました。

――前回までの「分からない」感覚はなくなりましたか？

はい、今は「分からない」という気持ちとは、違うところに辿り着いています。陽介ギフレさんがこの“旅”を通じて最終的に抱いた感情を知り、とても良かったと思いました。

人は、誰かを恨みながら生きていくというのはつらいと思いますが、陽介ギフレさんはこれから、そうではない人生が始まるのかなと思うと嬉しいです。この先も気になります。

――映像には、陽介ギフレさんの家族写真も登場しました。宮﨑さん自身は、家族の写真を見返すことはありますか？

母が私の誕生日に、私の小さい頃の写真を集めたアルバムを贈ってくれます。私の子どもたちと同じ年齢だった頃の、私の写真もあるので、「自分もこんなふうに育ててもらったんだ」と改めて考える機会になりますし、嬉しいです。写真がたくさん残っているのは素敵なことですね。

――陽介ギフレさんのお父さんには、中学生の頃から書き続けている日記があります。宮﨑さんは日記を書いたことがありますか？

中学生や高校生の頃に書いていました。中高生の頃って、思いを言葉にしたくなる時期がありませんでしたか？それを書いていたのですが、今思うと恥ずかしいです（苦笑）。もう読み返さないですし、取っておく必要もないので、前に一度捨てましたが、まだ残っている日記があるので、それは私より長生きしそうな人に処分してほしいと思っています。

――「恥ずかしい」とのことですが、処分を託した相手には読まれても大丈夫ですか？

それはダメです！読まれる前提では書いていないので…。「読まないで捨てる」という約束をきちんと守ってくれるであろう人に頼んでいます。

私の母も昔、日記をつけていて、どこかのタイミングで処分したそうですが、「人には読まれたくない」と話していて。だから、もし私が母の日記を見つけても、そのまま捨てると思います。…日記は残さないほうがいいものかもしれませんね（苦笑）。

ただ、陽介ギフレさんの場合は、お父さんの日記が過去を知る大事なアイテムになったので、残っていて良かったと思います。

――宮﨑さんの場合、こういうインタビューなど、言葉が日記以外の形でも残っていると思います。それについては、どう感じていますか？

言葉は難しいものだなと、いつも思います。ちょっとしたニュアンスの違いで、伝わり方が変わってしまうこともありますし。会話では正しい意図で伝わっていても、文字にすると違う意味で受け取られる場合もあるので、本当に言葉は難しいと思います。

――宮﨑さんの活躍は、インタビュー以外にも出演作品という形でたくさん残っています。お子さんには、自身の作品を見せたり、俳優であることを伝えたりしていますか？

見せていないですし、職業も伝えていないです。お母さんは“お家のことをしている人”と思っているはずです（笑）。