家計を直撃する“値上げラッシュ”。2024年10月からは食品を中心に2900品目以上が値上げされ、お財布に厳しい状況が続いています。

そんな中、街の人たちが“頼りにしている”と話すのが、「タイムセール」です。

60代男性:
とにかくねタイムセール、もうタイムセール!この値引きがもう一番ね、私の小遣いで買ってるようなもんだからね。

70代女性:
(午後)6時過ぎのタイムセールとか使って、よく安くなったもの買ったり、最近増えましたね。

10月6日、朝9時から「激安イベント」を開催するという東京・足立区の「スーパーおっ母さん北千住店」には、日曜の朝にもかかわらず、開店前から長い行列ができていました。

開店と共に続々とお店に入っていく人々、手に持ったかごが満杯になったお客さんの姿も見えます。

買い物客:
たまご安いです!(他のスーパーと)60円くらい違います。

今やスーパー以外にも広がりを見せているという「タイムセール」。その最前線に迫ります。

広がりを見せる「タイムセールの波」

ファミレスチェーン大手の「ガスト」は、10月7日(火)~9日(木)に「新タイムセール」を実施します。

午後5時~午後9時限定で、対象はメインからスイーツまで、全5品。「おつまみカキフライ」や「あんこサンデー」は、25%も割引されます。

実はガストは今年9月中旬以降、すでに3回こうしたタイムセールを実施していますが、その理由について担当者は、「お客さまの外食ニーズが上昇している中で、より高い集客効果を見込んで実施している」と話しています。

全国45店舗展開しているコインランドリー「wash+(ウォッシュプラス)」も、2023年の4月からタイムセールを開始。

天気・曜日・時間帯を考慮して値段を決めており、休日・祝日より平日、雨より晴れ、日中より深夜・早朝のほうが安く利用することができます。

「休日&雨&日中」の条件では1300円のものが、「平日&くもり&深夜」だと900円で利用できるのです。このシステムを導入してから、1日あたりの稼働率が2%向上し売り上げもそれにともなってアップしているといいます。

AI活用でスムーズな“値引き”

なぜ今、さまざまな業種にタイムセールが増えてきているのか?
価格コンサルティングを手がける「プライシングスタジオ株式会社」の代表を務める、値付けのプロ・高橋嘉尋さんによると、「AIの活用でタイムセールがしやすくなっている」といいます。

AIが過去の実績・曜日・天気をもとに、今後の売れ行きを予測。値引き率を決める。
コインランドリー「wash+」も、このAI分析を使っているといいます。

大手流通グループ「イオン」も、今年5月から「AIカカク」を導入。今まではベテランスタッフなどの経験や勘で値引率を決めていましたが、残りの個数などに応じて値段をAIが決めてくれます。

消費者側は、これまでは、決まった時間(特に夜)に、決まった額の値引きだったのが、より柔軟に少額から早い時間に値引きできるようになったので、早い時間に来店してもお得な買い物が可能に。店側も、合理的な値引きができるようになり、食品ロスが約1割削減できたといいます。

コンビニ大手の「ローソン」も、今年4月からAIを活用した値引きシステムを順次導入。1店舗当たりの廃棄額が2.5%減少、利益額は0.6%アップしたといいます。

そんな、タイムセールを行っている店を探すには、アプリ「ザ・タイムセール」が便利です。飲食店やスーパー、美容室など都内の約500店舗が登録しており、タイムセールの情報をリアルタイムで発信。自分の500m以内でタイムセールをしている店があると、アプリで通知してくれます。

物価高の世の中を、少しでもお得に過ごすために、皆さんもタイムセールを活用してみてはいかがでしょうか。


(『めざまし8』 2024年10月7日放送より)