<各話ゲスト紹介&人物相関図>
第1話ゲスト 鷺沼紗代(さぎぬま・さよ/32)…小島藤子
野々宮恭子(松井)と高校の同級生。大手都市銀行の帝都銀行に勤めている。
職場でたまったストレスを、高級ブランド品を買うことで解消しているが、そのため多額の借金に追われ、生活は破綻している。
同窓会で恭子と再会し、コンサルタントの美智留を紹介される。そこで美智留の天才的な話術と美貌に魅了され、破綻した生活からの救いを求める。しかし、美智留が導く先にあったのは、犯罪行為と破滅の運命だった…。
<小島藤子 コメント>
これから段々と暑くなる季節。少し涼しい気分になれる、夏にぴったりのスリリングな作品に参加させていただけて、うれしいです。
登場人物全員が内田さん演じる美智留の術中にはまっていく姿はとても滑稽で、怖くて、どこか爽快です。私も全力で振り回されたいと思います。
第2、3話ゲスト 古巻佳恵(ふるまき・よしえ/47)…青木さやか
夫と2人の娘と暮らす主婦。夫は、長年勤めていた商社をリストラされてから、小説家を目指すと言って2年間働かず、佳恵のパート収入でまかなう家計は苦しい。
それでも夫は高圧的な態度で、家庭内には重苦しい空気が漂っている。そんなとき、パート仲間に美智留を紹介され、助けを求める。しかしそれは、二度と引き返せない家族崩壊への入り口だった…。
<青木さやか コメント>
家族の中でバランスを保ち、自分を甘やかす時間も余裕もなく、家族のために懸命に働き、いつだって家計のことを一番に考えている主婦。
はじめて台本を読んだのは、近所のファミレス。長居して台本を覚えようと意気込んでいたのだが、最後まで読んで、あまりの衝撃に早々に帰宅しました。
ありえない話ではないような気がするところが、恐ろしいのです。ぜひ、ご覧ください。
第4話ゲスト 神崎ドグマ(かんざき・どぐま/33)…宮田俊哉
配信討論番組『言論クラッシュ』出演者。決めゼリフは「まさに、自業自得ですね」。
言論界のヒーローともてはやされているが、実際は相手の弱みを暴露する方法で論点を上手くすり替えている。
元の姿は徳間昇というさえない男で、視聴者の1人だった。憂さ晴らしに書き込んだ討論者の悪口コメントが、美智留の目に留まり、「人と違う知性がある」ととりこまれる。
美智留の指示通りに振る舞い、有名になるが、やがて破滅への道を歩き始めることに…。
<宮田俊哉 コメント>
神崎ドグマを演じさせていただけることになりました。
オファーをもらったときに、僕自身今まで演じたことのない役柄で、とてもワクワクしたのと同時に、この作品を経験することで芝居の幅が広くなる挑戦だ!という思いがわいてきました。僕の新たな挑戦を、ぜひ楽しみにしていてください。
第5話ゲスト 二森玲夏(ふたもり・れいか/31)… 円井わん
両親と妹の4人家族。会社を辞めて無職のまま1年が経つ。収入がないまま、韓国スター「シム・ドユン」の推し活にはまり、写真集やグッズの購入に貯金のすべてをつぎ込んでいる。
ときに代金を肩代わりされる家族とはたびたび衝突し、解決策を求め、美智留と会う。「金はただの道具。使えば使うほど、循環し、大きなものとなって帰ってくる」。
美智留に自分の生き方を肯定され、推し活に歯止めがきかなくなっていき…。
<円井わん コメント>
中山七里先生の小説『嗤う淑女』がドラマ化で、作品の面白さにひかれたこと、俳優として前にも後にもないかもしれないチャレンジングな役柄で、この役は自分がやりたいと思いました。
役を通して視聴者のみなさんの感情をどこまでかき乱せるか、と、試行錯誤中です。撮影に入るのにドキドキしてますが、精一杯やりきりたいと思います。
第6話ゲスト 武田良平(たけだ・りょうへい/39)…武田航平
フリーの週刊誌記者。世間を騒がすスクープ記事を書いたが、その証言者が売名のために嘘をついていたことがわかり、廃業の危機に追い込まれる。
起死回生のネタを探し、過去の事件を調べるうちに美智留にたどり着き、闇を暴こうとする…。しかし、逆に巧みな話術で懐柔され、窮地にあることを見抜かれる。
救いを求める武田は、美智留からさらに過激ででたらめなブログ記事を書き、新たな真実を作り出すように指南されて…。
<武田航平 コメント>
武田良平役を演じさせていただきます、武田航平です。名前もほぼ一緒ということで、縁を感じました。
役どころとしては、フリーランスの記者。現代社会において注目を浴びることが多くなった職業です。武田がどんなふうに絡んでいくのか、どんなやりとりが行われるか、互いの腹のさぐりあいからはじまり、最終的にどうなるのか…なかなかハードな心理戦です。
沼ること間違いなしの必見のドラマ!ぜひ、楽しみにしていただけたら幸いです。
第7、8話ゲスト 野々宮弘樹(ののみや・ひろき/27)… 前田拳太郎
野々宮恭子の弟。マスコミへの就職を目指していたが、すべての試験に落ち、大学卒業後は父親が経営する産廃処理場を手伝っている。厳しい経営状況で小遣い程度の給料しかもらえないうえ、仕事の失敗をたびたび叱責され、家族への不満が募っている。
両親と3人で暮らしていたが、姉の恭子が美智留を連れて実家に帰ってきて、奇妙な共同生活が始まる。そんな日々で、恐ろしい信念が芽生えていき…。
<前田拳太郎 コメント>
もともと、ミステリー原作のドラマに出演したいと思っていたので、今作に出演が決まったときはとてもうれしかったです。僕が演じる野々宮弘樹は、家族から蔑(さげす)みを受けていて、鬱屈した思いを抱えているという役どころで、今まで自分が演じてきた役とギャップがあり、かなり役作りに苦戦しています。
ですが、ストーリーに大きく関わってくる役なので、精一杯演じたいと思います。みなさん、ぜひ放送を楽しみにしていてください。
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