<試写室>『嗤う淑女』最終話

怖えぇぇっぇぇぇええええええええーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

いや、もう、すんごい最終回!!ほんとに、マジで、もの、すっごい最終回!!!

おじさん(=僕)、四十年近く生きてきて、そっから人生の半分以上、テレビドラマばっかり、見てきたわけなんだけど、こんな最終回!!こんな、最終回!!見たこと、ない!!

それくらい、すんごい!!すっごい!!最終回!!もう、なんか、わからんけど、いやだぁぁぁああああーーー!!!(何が?…たぶん、終わるのが)もう、すごすぎるぅぅうううううおおぉぉぉぉぉーーーーー!!!!!(落ち着け)

だって、その、冒頭の「怖えぇぇ!!」という、絶叫の中にはね、当然、“怖い”っていう意味合いがあるのはもちろんのこと、「すげえぇ!!」(=すごい)も、「うめえぇ!!」(=巧い)も、「うつくしえぇ!!」(=美しい)も、「どっからどこまでえぇ!!」(どこからどこまでなの)も、「なわけえぇぇ!!」(=そんなわけがない)も、全部、入っている。全部の感情、感想、考察、ツッコミが、“怖い”によってコーティングされている…。

つまり、こういった、ドキドキのサスペンス作品の最終回に必要だと思われる要素…アッとおどろかせる“衝撃”と、それをただの絵空事にはしない“辻褄(つじつま)”と、画的な“美しさ”と、クライマックスにふさわしい“振り返り”と、何もかもは解決させない“余地”まで残して、やっぱり、怖い!!という、すべての、要素をひっくるめた!!完璧すぎる!!超、完璧すぎる!!ザ・大・エンターテインメント恐怖最終回!!!とにかく、もう、絶対に、お見逃し、なく!!!

蒲生美智留(内田理央)