「日焼けの大敵」である紫外線…。
今年2024年はすでにこの時期、5月下旬から紫外線の数値が高くなっているそうです。本格的な紫外線シーズンの夏を前に、どのような対策をしていけば良いのでしょうか?
天達武史気象予報士:
この時期、紫外線が急に強まっています。気象庁が茨城県つくば市で観測してるんですけど、UVインデックス(紫外線による人体への影響度)を表すグラフによると、平年の強さは5月に一回山があるんですけど、一番強いのは7月と8月なんです。
天達武史気象予報士:
ただ今年は違うんですよ。
データを見ると、4月5月で強い日が結構あって、「非常に強い」の赤色のレベルにまで達している日もあったんですね。このような「外出はできるだけ控えた方がいい」くらいのレベルの紫外線が、“雨上がり”を中心に結構強まってきているんです。
天達武史気象予報士:
また、紫外線について誤解をしている人が多くいると思われます。
まず、「日焼け止めを塗れば長時間日光をあびてもいい」と思っている方。それは間違いです。汗をかいたりすると落ちますので、2、3時間に1回は塗り直しが必要です。
また、「晴れでも暑くなければ日焼けしない」と思っている方、うっかり日焼けしてしまいます。
実は暑さを感じるのは赤外線であって、日焼けは紫外線なので暑さは関係ないんですね。
今の時期、紫外線は急に強まってますので、曇りの日でも油断しないようにしてください。快晴の日の8割くらいは今もう来てますので。
<日焼け止め>
間違い:日焼け止めを塗れば長時間日光を浴びても大丈夫
正しい:日焼け止めは紫外線の防止効果を高めるもの2~3時間ごとに塗り直しがオススメ
<暑さ>
間違い:太陽の光に暑さを感じない時は日焼けしない
正しい:日焼けは私たちが感じることのできない紫外線によるもの。暑さは赤外線で感じるもの
<曇りの日>
間違い:曇りの日は日焼けしない
正しい:薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過。
天達武史気象予報士:
天候による紫外線量の違いを見てみると、直射日光が遮られる曇りや雨の日でも、紫外線は少なからず通過します。
今年は平年より紫外線量が多いので、どんな日も紫外線対策をするのがおすすめです。
(『めざまし8』 2024年5月24日放送より)
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