“炎上”との向き合い方とは
谷原:僕、今51歳なんですよ。で、子供がまだ20歳から小学校2年で。
小倉:51歳ってことは、僕は『とくダネ!』の始めた頃だ!
谷原:『めざまし8』が始まって、「全然違う番組をやりたい」みたいな皆さんの意気は感じるんですけど、コメンテーターの方も半数近く『とくダネ!』時代の方なんですよ。
僕自身は「これどういうふうに番組になっていくんだろうなぁ」なんて思ってましたね。ある意味すごくやりやすかったというのもあるので、僕自身は『とくダネ!』と全然違うことをやろうとは思っていなかったですね。
すると、小倉から谷原へ、こんな質問が…
小倉:最近やりにくくなってません?番組3年もたつと。
谷原:あー、確かにそうですね。始めた当初は、情報番組の朝の時間帯にしゃべる文脈みたいなもの、「こういうワードを使っちゃいけない」とか「こうやると炎上しますよ」「この文脈、炎上しますよ」みたいな。言葉足らずだったり、ワードチョイスみたいなところで、わぁ…って何回も食らったんですけども。
小倉:食らった方がいい場合もあるし、意識するとやりにくくなるでしょう。
谷原:やりにくくなりますし、予定調和感がどんどん増していきますね。
小倉:僕はとくダネやってて、これを言ったら食らうぞっていうのをあえてやってたんで。
谷原:食らいにいってましたよね。
小倉:そう。もう“炎上の小倉”でしたから。「おう言ってこい!どんどんやるぞ!」と。
谷原:石を世間に投げることによって、波紋もしくはハレーションを起こす。そういったことが、ご自身の役割と思っていたのかなと。どっか一歩、逸脱しなきゃなという思いは僕も持っていて。
小倉:今、若い人の間でさ、ラインで句読点打つのは、何なんだって言ってるじゃないですか。
谷原:句読点も句点ももう使わないと…。
小倉:そういうの見たら「ばか野郎」と思うんですよね。
51分に及んだ2人のMCによる対談。その中で、最後に語ったのは“生きる”ということでした。
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