大家族に晩ごはんを作っている 谷原章介が、家庭の定番料理を簡単においしくするオリジナルレシピを考案する「谷原章介のテイバン+」。
今回はスタジオを飛び出して、料理にお悩みのご家庭を訪問。谷原流簡単レシピを伝授します!

お邪魔したのは、神奈川県にお住まいの4人家族・齋藤さんのお宅。
お母さんの香織さんは、料理の“アレンジ”が苦手のようで…。

香織さん:
冷蔵庫にあるもので料理をするので、見たレシピと中身が変わってしまう。味見をしてみても何を足せばいいのかわからない。

ということで、子どもたちも大好きな、お父さんの得意料理「トマト煮」を、簡単にさっと作れるようにアレンジ!
「絶対に失敗しないチキンのトマト煮」「絶品ドレッシングでいただくカブのサラダ」を作っていきます。

~チキンのトマト煮~

【材料(3人前)】

・鶏モモ肉 2枚、ナス 大2本、玉ねぎ 大1個、ニンニク 1片、パセリ

・ホールトマト缶 1缶、白ワイン 大さじ4、コンソメ 10g、砂糖 5g、タイム(フレッシュ)4枝、オレガノ(ドライ)少々、オリーブオイル 大1

まず下準備として、鶏肉を上下切り分けておき、焼く直前に両面に塩(分量外)をかけます。ナスは大き目の乱切りにカット、玉ねぎは大き目の一口大に切り分けます。

谷原章介:
まずポイントは、鶏モモ肉の皮をパリパリに焼いていきたいんですよ。

通常皮をパリパリに焼こうとしても、真ん中だけ浮いてきてしまうことがしばしば。それは、鶏肉の“筋”が熱で縮むことでくぼみができることが影響しているといいます。

鶏モモ肉は、尖っている方が「すね」、逆が「もも」側になるので、このつなぎ目に当たる部分を切り分けることで、焼いても筋が縮みにくくなるのです。

さらに、ちょっと使うだけでレストランの味になる、爽やかな香りのハーブ「タイム」をプラス!谷原も自宅で観葉植物として飾り、料理にも使うというオススメハーブです。

【作り方】

① オリーブオイルを敷いたフライパンで皮目から焼き、焼き色がついたら別皿に移して休ませる
② 同じ鍋で皮ごとニンニクを炒める
③ 香りが立ったらナスを入れ、焼き色がついたら玉ねぎを加え、ふたをして弱火にする
④ 透き通ってきたらつぶしたホールトマトと白ワイン・タイムを入れる
⑤ 軽く煮詰め、肉の皮面を上にして鍋に入れる
⑥ 15分ほど煮込み、オレガノ・砂糖・コンソメを加える
⑦ 煮えたら程よい大きさにカットして盛り付け、刻んだパセリを散らす

谷原流!POINT
「鶏肉は皮目から焼きいじらずに放置すると、肉のうまみが中に閉じ込められる。タイムを使ってレストランの味に!」

~カブのサラダ with 絶品ドレッシング~

【材料(3人前)】

・カブ 3個、サニーレタス葉 6〜8枚、玉ねぎスライス 1/3個分、ベーコンブロック150g

・ポン酢 大さじ2、おろしニンニク 小さじ2、オリーブオイル 大さじ3

下準備として、サニーレタスを千切りにして、玉ねぎスライスと一緒に水に浸し、水気を切った後、冷蔵庫に入れておきます。

谷原章介:
カブとベーコンを焼いていきたいんですけども、フライパンじゃないもので焼いていきたいと思います!

そういって取り出されたのは、800円ほどで買える「魚焼きグリルを汚さない」グリルプレート。

ここに塩を降ったカブとベーコンを並べオリーブオイルをまわしかけて、魚焼きグリルで焼いていきますが、プレートに残った油をドレッシングのベースとして使用するのです。

【作り方】

① カブを1/6のくし形にカットし魚焼きグリルに並べ、軽く塩を振る
② 細めのブロック状にカットしたベーコンをカブの上に敷き、オリーブオイル(分量外)を回しかける。
③ 上下入れ替え、程よい焼き色が付くまで焼く
④ 焼き上がったら別皿に移し粗熱を取る
⑤ グリル皿に残った脂や肉汁を大きめのボウルに入れ、オリーブオイルを入れてよく和える
⑥ サニーレタスと玉ねぎを加えて軽く和える
⑦ ポン酢・おろしニンニクを加えてさらに和え、皿に盛り付ける

谷原流!POINT
「グリルプレートを使って魚焼き器で焼くのがおいしさの鍵!」

子どもたちも大満足!「毎日作って」

あっという間に完成した2品。そのお味は…。

長男・しゅうごくん:
玉ねぎとかが、ドレッシングで一緒に合わさってすごいおいしい!

長女・ゆずはちゃん:
おいしい。

子どもたち2人ともあっという間にペロリ!家族には好評な様子です。

小室瑛莉子アナウンサー:
このレシピはまた作れそうですか?

香織さん:
できると思います。

長男・しゅうごくん:
毎日作ってほしいです!

(『めざまし8』 2024年12月20日放送より)