peco「前向きに生きる理由」はryuchellの愛と母の教え「ただ自分のことを好きになって」

【完全版・前編】『peco、ryuchellさんの「愛」を息子へ　毎晩伝える思い』

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『言ってくれてありがとう』

ryuchellさんから「本当の自分を隠して生きてきたつらさ」を打ち明けられたとき、pecoさんは思いました。

 

そして、最後にryuchellさんとお別れする瞬間、

『ここからはどれだけ悲しんでも、どれだけもがいても、1分前にも1年前にも戻れない。もう前を向くしかない』

と、腹をくくったといいます。

 

“もし、愛する人から「違和感」を打ち明けられたら？突然の別れがきたら？”

 

pecoさんのように全てを受け入れ、前を向いていけるだろうか？と、多くの人が考えたのではないでしょうか。

 

pecoさんの言葉の中にある芯の強さ、母親としてのしっかりとした素顔、そして愛するパートナーを亡くしても前向きに生きるその姿に、ファンだけでなく、多くの人から応援の声が寄せられました。

 

 

ノンストップ！では、そんなpecoさんにインタビュー。

放送内容を中心に記事化した【完全版・前編】では、ryuchellさんとの別れの後、息子と２人で歩む日々の思いや、子育ての奮闘について紹介しました。

そして【完全版・後編】では、pecoさんの『人生の“芯”』について、詳しくインタビュー。

 

どうしてpecoさんはそんなにも強く、前向きに、笑顔でいられるのか？

 

そこには「自分を好きになる」という両親の教えと、「腹をくくる」という覚悟、そしてryuchellさんからもらった「たくさんの愛と優しさ」がありました。

 

 

 

――18歳まで大阪で育ったというpecoさん。ご両親はどんな方で、どのように育ちましたか？

 

peco：
お父さんは“ザ・昭和の亭主関白”という感じで、ちゃぶ台をひっくり返しそうな、厳格で見た目もイカツイ感じです。

お母さんは“ザ・昭和の亭主関白の奥さん”みたいに、本当に家の隅々まで掃除が行き届いていて。お母さんが一人で遊びに出かけるとか見たことないですね。でもすごく天然で、めちゃくちゃ大雑把で適当なんです。
「いける、いける、しゃあない。いける、いける」という、ホンマに大阪の“オバハン”の見本みたいな感じです。

小さい頃から「これが好き」と言ったら両親は認めてくれる感じで、ひとつも否定されたことはありませんでした。
お兄ちゃんと姉ちゃんもいるんですけど、きょうだいからも否定されたこともないし、本当に自由に大きくなりました。

私が母親になったときにお母さんが教えてくれたんですけど、「『ただ自分のことを好きになってくれれば、他は何も望まない』と思って子育てをしていた」と言ってくれて。
「確かに！」って思ったし、「大成功だよ！お母さん」と思っています。

――そのお母さんの言葉は今も人生の“芯”になっていますか？

 

peco：
一番の“芯”ですね。
自分が自分のことを好きで良かったと本当に日々思うし、自分のことを好きだから自分に自信を持っている。
「自分だから大丈夫」と毎日それで進めるなと思うので、そういう風に育ててくれて感謝です。

その母の言葉は、今の子育てにも影響。
子育てで最も意識していることは、「自分を好きになってほしい」「自己肯定感が高い大人になってほしい」。
pecoさんとryuchellさん２人に共通する、息子に対する一番の願いだといいます。

 

18歳で上京したpecoさん。　

原宿の古着店で働いていたときに、ryuchellさんと出会いました。

それまで出会ったことのないryuchellさんの圧倒的な魅力に、pecoさんは強く惹かれたといいます。