【完全版・前編】『peco、ryuchellさんの「愛」を息子へ 毎晩伝える思い』
「もう進むしかない!」これからの人生について
――今の生活の中で「大丈夫、大丈夫」と、多少無理をして振る舞ってしまうときはないですか?
peco:
正直、あまりないです。
最後にryuchellとお別れする瞬間に、「私はここからはどれだけ悲しんでも、どれだけもがいても、1分前にも1年前にも戻れないんだから、もう前を向くしかない。なにより息子がいてくれているんだから、息子と前を向いて進むしかない。もう進むしかない!」と、腹をくくりました。
日々、心の中でryuchellに「ほんまに何かあったときは助けてや」と思いながら進むだけです。
息子がいてくれるからこそ、いい意味で落ち込んでいる暇もない。
でもそれがすごく自分の性格にはありがたくて、自分で自分のお尻を叩いて進んでいる。
そのうちにどんどん勝手に、もっともっと前を向けるようにもなる。
「乗り越えられたから元気」というわけじゃなくて、「元気でいたら、きっと乗り越えられる日が来るな」と思うんです。
そんなpecoさんは去年、自身がデザイナー・プロデューサーを務めるファッションブランドを立ち上げ、仕事にも力を注いでいます。
そして2月1日には自身初となるエッセイ「「My Life」(祥伝社)」を出版しました。
エッセイには幼少期からこだわってきたファッションや、現在5歳になる息子さんと過ごす日々についても、包み隠さずつづっています。
peco:
私は(自分を)優しいとは思わないけど、「pecoって優しい」と思ってもらえているとしたら、それはryuchellが今まで本当にたくさんくれた愛があふれているから。
ryuchellの「コップに愛を満たす」でいうと、もう溢れまくっているから、それをryuchellにこれから返していきたいと思います。
(「ノンストップ!」インタビュー)