【完全版・前編】『peco、ryuchellさんの「愛」を息子へ 毎晩伝える思い』
peco:
それこそ私、自分も他人と違うものが好きだけど、他人と違う人も好きなんです。
みんなと違って光っている人もすごく好きだから、(ryuchellに)すごく惹かれました。
本当にあんな人に出会ったことなかったので、出会った時にめちゃくちゃ引き込まれました。
peco:
18歳まで大阪で育ってきたので“大阪の男”というと「付いて来いや」みたいなイメージがすごくあったんです。
でもryuchellはもう本当に正反対で。「それもすてきだね。かわいいね」と何でも言ってくれるし、そういう男の人に出会ったことがなかったから、「ホンマに理想の王子様だ!」みたいな感じになりました。
一緒に過ごす中で感じたryuchellさんの人間性
21歳でryuchellさんと結婚。2年後に息子が生まれ、ryuchellさんと共に子育てに奮闘してきました。
peco:
私に言っていたわけではないですけど、こうやってお仕事で色んなお話をさせていただくようになった時に毎回のように「コップに愛を満たす」と言っていたので、それがryuchellの中で一番の“芯”、大事な思いなんだなと、いつも横で思っていました。
「コップに愛を満たす」とは、他人に愛を与えるには、まず自分が愛で満たされていないと他人にも与えられない。
例えば私がタクシーに乗って「何!?あのおじさん!」みたいな感じで言うとryuchellは「何か嫌なことあったんだよ。きっと朝から電車にもまれて、すごくしんどかったんだよ」みたいなことを言っていて、「ホンマに優しいな」と思っていました。
ryuchellさんを感じる息子との生活
“新しい家族のかたち”として歩むことを決断後、2023年7月に訪れた、ryuchellさんとの突然の別れ。
今は、息子と愛犬のアリソンとの生活を送っています。
peco:
本当に親バカですけど、息子はめちゃくちゃ優しくて、その優しさの種類が本当にryuchellと一緒なんですよ。
遺伝なのか、息子がryuchellを見ていたからなのかは分かりませんが、本当に優しい。
人の失敗を責めないところとか本当に似ています。
peco:
例えば私が車に乗って忘れ物をした時、
私が逆の立場でryuchellが出発する時に「ヤバい忘れた」となったら、『もう何してんねん!早く取って来てや!』と言っていたんですが、
ryuchellは私が忘れ物した時も「もういいさ、ゆっくりでいいさ」って言ってくれていたんですよ。
それが今、私が『時間がないのに忘れた。ごめん!ママまた忘れ物した』と息子に言うと、「全然大丈夫だよ。大丈夫、大丈夫」みたいに言ってくれる。
この部分に関しては本当に私の遺伝では一切ないなという感じで、そういうところからすごくryuchellを感じますね。
当たり前だけど、「ホンマにryuchellの子供なんや」と思います。