翌朝起きたらすべての記憶がリセットされてしまう

「私はまだ医者なのだろうか――」 

川内ミヤビ(杉咲)は、将来を嘱望された脳外科医でしたが、一年半前、不慮の事故で脳を損傷。過去2年間の記憶がすっぽり抜け落ちているだけでなく、新しい記憶も1日以上留めておくことができないという重い記憶障害を患っています。

誰と何を話し、何に喜び、何に悲しんだのか――。寝て、翌朝起きたら、すべてがリセットされてしまうのです。

そんな彼女に、いま許されている仕事は、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できません。

「私には今日しかない。今日できることを精一杯やろう」。そう決意したミヤビは、今日の出来事、会話の内容やそのときの気持ちに至るまで、自分の毎日を日記に詳細に綴ります。

そして毎朝5時に起き、それらをすべて読み返し、記憶を補う…彼女は常にそうやって、新しい1日を始めていました。「私はまだ医者なのだろうか――」という葛藤にはフタをして。

そんななか、ミヤビは、変り者の脳外科医・三瓶友治との出会いをきっかけに、再び脳外科医としての道を歩むことに。

悩み・葛藤しながらも、医師として懸命に患者を救っていく。これは、ひとりの脳外科医の「再生」の物語。

原作は、講談社「モーニング」で連載中の「アンメット-ある脳外科医の日記-」(原作:子鹿ゆずるさん/漫画:大槻閑人さん)。

原作者・子鹿ゆずるさんは、元・脳外科医。それゆえ、作中に登場するさまざまな症例や医師たちの生き様がリアリティをもって描かれており、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されています。

今回のドラマ化では、そんな原作の魅力を活かし、複雑な脳神経外科の世界と、そこに生きる人々の姿をしっかりと描きます。

©子鹿ゆずる・大槻閑人/講談社